本紙掲載日:2024-12-17
(2面)

特色ある教育活動を発信−特認校・浦城小

初めて開かれた浦城小のオープンスクール。グラウンドゴルフで交流する参加者

オープンスクール−延岡

 他の通学地域からの就学を認める「特認校」の一つとして指定されている延岡市立浦城小学校(多良久校長、3人)はこのほど、特色ある教育活動の魅力を体感してもらおうと、初めてオープンスクールを開いた。同校に興味を示す家族や教育関係者、地域の人たちが訪れ、授業参観や活動体験を通し、同校ならではの取り組みについて理解を深めた。

 同校は今年度、6年生2人、2年生1人が在籍。校内の畑で栽培した野菜を地域の人たちに販売したり、地域との合同運動会「浦城スポーツフェスタ」を開いたりと、特色のあるさまざまな教育活動を展開している。

 オープンスクールは、豊かな自然に囲まれた環境、少人数だからこそ可能なきめ細かな授業を実際に見てもらうことで、通いたいという子どもが増えればという地域の人たちの願いもあり、初めて企画した。

 この日は、2年生と6年生の複式学級で行う算数の授業を参観した後、地域の人たちの楽しみになっている野菜販売会の様子を見学。野菜は10分足らずで完売したという。

 毎週水曜日の昼休みに実施している、地域の人たちとのグラウンドゴルフ大会「ふれあいタイム」も約30人が参加して開催。ホールインワンが出ると校内にアナウンスされ、全員が拍手をしてたたえるなど、和やかな雰囲気で参加者同士が交流した。

 参加した地域の人たちは「学校は大事でないといけない存在。環境も良いので、1人でも2人でも通ってくれれば」と期待。校区外から通学する児童がいる場合、保護者が迎えに来るまで、地域の人たちが見守る案などが挙がっているという。

 同校は随時、学校見学や体験入学を受け入れるという。問い合わせは同校(箟箍43・0453)。

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