延岡ＡＧＡＴＡ−ＪＦＬ昇格のチャンスを物に

地域ＣＬ出場・読谷山市長に報告

　日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）昇格を懸けて戦う「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ（地域ＣＬ）２０２２」に出場するＦＣ延岡ＡＧＡＴＡが７日、延岡市役所に読谷山洋司を訪ね、大会の抱負を語った。

　地域ＣＬは、全国九つある地域リーグの優勝チームと全国社会人サッカー選手権（全社）を勝ち抜いた全社枠３チームの合計１２チームによるリーグ戦。１次ラウンドと決勝ラウンドがあり、勝ち上がった上位２チームのみがＪＦＬ昇格となる。

　今季九州サッカーリーグに初参入したＡＧＡＴＡは、リーグ２位で終えたが、１０月１５〜１９日に鹿児島県志布志市で行われた「第５８回全国社会人サッカー選手権大会」で３位に入り、全社枠を獲得した。

　市長応接室にはＡＧＡＴＡの桑原英一社長（６８）、桑原一太ＧＭ（３８）、深澤卓真主将（２４）が訪問。桑原社長は、選手が市内１２の企業で働きながら終業後にサッカーに取り組んでいることや全社の結果を報告し「ＪＦＬ昇格のチャンスを物にしたい」と語った。

　桑原ＧＭは、延岡の歴史を重んじ、郷土愛あふれるチームを目指していると話し、今季、延岡市で行われた九州リーグのホーム５戦を紹介。「最多１３００人、平均５００人のサポーターが来場してくれた。九州リーグでは１番の来場者数。９日リートタウンの地盤を感じた」と伝えた。

　深澤主将は地域ＣＬについて「まずは１次ラウンド。そして決勝ラウンドを勝ちきりＪＦＬに上がりたい」と抱負を述べた。

　読谷山市長は「若者が活躍し、よく走る選手が多いと聞いている。いつも通りのプレーを期待している」と激励した。

　地域ＣＬ１次ラウンドは１１日から全国３会場に分かれて開催。ＡＧＡＴＡはＡグループ群馬会場（前橋市）で栃木シティＦＣ（関東代表、栃木県）、ＦＣ刈谷（東海代表、愛知県）、ＢＴＯＰサンクくりやま（北海道代表）と争う。