オータムフェスタと城山かぐらまつり

１３日、３年ぶり開催−延岡・城山

◆２会場で秋の一大イベント

　延岡の秋を彩る「第２４回城山かぐらまつり」と「第１２回オータムフェスタ２０２２いっちみろやふれあい祭」が１３日、３年ぶりに延岡市の城山城址（し）二の丸広場と市役所駐車場をメイン会場に行われる。コロナ禍により２年連続で中止となったが、今年は感染対策を講じた上で実施を決めた。市役所周辺と城山が一体となる一大イベントの復活に関係者一丸となって成功を願っている。両イベントの主催はそれぞれ城山神楽祭実行委員会と旭化成延岡ＯＢ会。

　二つの大きなイベントを同時に行うことで、市民への話題を盛り上げ、近くの会場を行き来する回遊性を向上させようと２０１３年から両実行委が協力して開催している。

　同日午前８時３０分から、オータムフェスタ会場の市役所駐車場で合同開会式。神楽保存会による神楽行列が城山に向けてスタート。二の丸広場までを練り歩いて祭りの開始をＰＲする。


◆市役所駐車場−ステージや軽トラ市

　オータムフェスタのステージイベントには、フラダンスやキッズダンス、三味線、オカリナ演奏、ベリーダンスなど１７団体が出演してイベントを華やかに彩る。

　会場内では朝取れ野菜や果物、加工食品などを販売する「軽トラ市」、食品などの出店も並ぶ。

　先着３千人には記念品が贈られるほか、市役所駐車場、城山、カルチャープラザのべおかの３カ所を巡るスタンプラリーもあり、スタンプ３個を集めた人には景品を進呈する。


◆１２日からは作品展

　前日の１２日からは、カルチャープラザのべおかでＯＢ会会員による趣味の作品展を開催する（１２日は午前９時〜午後４時、１３日は午前９時〜午後３時）


◆城山二の丸広場−市内外の１７団体出演

　かぐらまつりには延岡市から７団体、日向市と門川町から各１団体、福岡県豊前市と大分県佐伯市から招いた３団体の計１２団体が出演。神楽以外にも伊形花笠踊り保存会、歌糸棒踊り保存会の２団体が招かれ、伝統の踊りを披露する。

　午前１０時に神楽行列が舞い込み、同１５分から開会式。門川神楽保存会の「鎮守の舞」と坪谷神楽保存会の「一神楽」の子ども神楽で幕開け、さらに大峡神楽保存会の子ども神楽「三番荒神」と続く。

　フィナーレは午後７時３０分の三川内神楽祭実行委員会による「二番戸取」。朝から９時間以上にわたって海、山、里の特色豊かな舞を披露する。

　また、先着５０人には実行委員会手製の来年の絵馬切り絵をプレゼントする。

　会場では、かぐらまつりと同時開催で、のべおか味自慢地場産品市もある。