県−全共県推進協に県民栄誉賞

４大会連続総理大臣賞−２７日の祝賀会で授与

　県は１５日、第１２回全国和牛能力共進会宮崎県推進協議会（宮崎市）に対し、県民栄誉賞を授与すると発表した。授賞式は「全共４大会連続内閣総理大臣賞受賞記念祝賀会」（２７日、宮崎観光ホテル）で行う。河野知事が定例会見で明らかにした。

　県によると、同推進協議会は「和牛新時代地域かがやく和牛力」をテーマとした先月の第１２回全国和牛能力共進会鹿児島大会で、新たな時代の和牛の在り方として、サシ重視からおいしさへの転換を担う大会を象徴する出品区で内閣総理大臣賞を受賞した。

　また、受賞によって宮崎牛が「日本一おいしい」ことを証明。さらに宮崎牛のさらなる飛躍につながることへの期待を高めるとともに、畜産農家はもとより県民に希望と活力を与え、郷土に対する自信と誇りをもたらした功績などを評価した。

　同賞は広く県民に敬愛され、県民に希望と活力を与えることで顕著な功績があった人に対し栄誉をたたえるため、２０００年に創設。これまで柔道の井上康生氏、競泳の松田丈志氏、野球の青木宣親氏、大相撲行司（第３５代木村庄之助）の内田順一氏、柔道の羽賀龍之介氏らが受賞している。

　全国和牛能力共進会宮崎県推進協議会は１２年に第１０回協議会、１７年に第１１回協議会が、その年の大会でそれぞれ素晴らしい成績を残したとして賞に輝いている。

　河野知事は「畜産部門のみならず県全体のイメージアップ、強みのアピールにつながる成果を収めていただいた。コロナ禍の中で、大変な努力の結果が成績に結び付いており、改めて敬意を表するとともに感謝したい」と話していた。