より良い学校にするために

延岡中、地域住民と意見交換

　延岡市立延岡中学校（粟田茂樹校長、２９２人）で１１月２８日、地域住民と生徒、教職員による意見交換会があった。学校運営協議会の委員や新旧生徒会役員、教職員２５人が参加。学校、生徒の良い点や課題点を共有し、目指す学校や取り組みを考えた。

　意見交換会は、周辺地域の区長や、地域の企業、団体の代表者らが委員を務める今年度２回目の「学校運営協議会」の中で実施した。

　参加者は決められた色の付箋に延岡中の良い点、課題点をそれぞれ書いた物を持参。４班に分かれ、班内で発表しながら模造紙に貼り付け、出された意見をグループ分けしていった。

　参加者からは良い点として、あいさつができる▽男女仲がいい▽情報発信ができている▽ボランティア活動ができているなどが挙げられた一方、課題点として、校則を守らない人がいる▽メリハリがない▽地域との連携が少ない▽読書する人が少ないなどが挙げられた。

　こうした意見を踏まえ、「こんな生徒、学校にしたい、なってほしい」ということや今後の取り組みなどについて協議。委員からは「地域と合同で避難訓練ができないか」「学校が災害時の拠点だからこそ、普段から交流し、つながり、安心して住める場になれば」などが、生徒からは「活動を知ってもらうために新聞を作成して配る」「自分たちで考え、行事をつくっていく」など意見が挙がった。

　最後は全体で発表。意見交換会で完成させた模造紙は今後、全校生徒が見ることができるよう校内に掲示するという。