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個性あふれる作品ずらり

本紙掲載日:2022-12-03
7面
4日まで開かれている陶令会の卒業作品展「土と遊ぶ9人の仲間たち」

陶令会卒業作品展−4日まで「土と遊ぶ9人の仲間たち」

 延岡市恒富地区高齢者コミュニティセンターの陶芸教室「陶令(とうれい)会」(羽田勝二会長、8人)の卒業作品展「土と遊ぶ9人の仲間たち」が、同市本小路のカルチャープラザのべおかフリースペースで開かれている。4日まで。無料。

 同会は2019年8月開講。市内の陶芸家谷裕子さん(70)から週2回指導を受け、3年間の予定で基礎から学んできた。しかし新型コロナウイルスが流行。何回かの中断を経て期間を延長し、今月、卒業となった。

 会場には8人の教室生と谷さんが制作した湯飲み、とっくり、茶わん、花瓶などが並ぶ。1人が畳1枚ほどの大きさのテーブルに、これまで手掛けた作品を所狭しと並べ、テーブルごとに違う雰囲気で、来場者を楽しませている。

 中には、来年のえとのうさぎやひな人形、こいのぼり、この時期にぴったりなクリスマスの置物なども並び、成形から色付け、絵付けまで繊細な部分にこだわって作られている。「技術を高めたい意欲が強いメンバーで、レベルが高い、素晴らしい作品ばかり」と谷さん。

 羽田会長(80)は「ろくろを使った一連の作業を全員が身に付けたことが自慢」と胸を張り、「とにかく仲がいい」という仲間たちの作品を紹介しながら、「基本的に同じ物を作っているのに全く違う物が完成する。その一つ一つ違う個性を見てほしい」と話した。

 

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