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全国募集の短歌を収録

本紙掲載日:2022-12-23
2面
「老いて歌おう2022全国版第21集」

作品集「老いて歌おう」発行

 県社会福祉協議会(町川安久会長)が募集した「心豊かに歌う全国ふれあい短歌大会」の今年度の作品集「老いて歌おう2022全国版第21集」がこのほど、発行された。入賞作品を巻頭に、応募者全員の作品を1人1首ずつ収録している。選者は歌人の伊藤一彦さん(若山牧水記念文学館館長)。

 大会は、介護や支援を受けている高齢者と高齢者を支える家族、施設職員、ボランティアが対象。県内開催から数えると26回目、全国大会は21回目。今年度は、全国の全都道府県と台湾の2014人から3300首の応募があった。最高齢者は108歳、最年少は17歳。

 県北地区からは、介護者の部で高藤満代さん(日向市)の「すまんねと夫がポツリ鬼妻が菩薩になりて背中を流す」が最優秀賞を受賞したほか、要介護・要支援高齢者の部で甲斐冨士子さん(五ケ瀬町)が優秀賞、甲斐厚子さん(延岡市)と中島憲士さん(同)が佳作に入った。

 最優秀と優秀の受賞作品は作者と伊藤さんのコメント付きで掲載されており、深く鑑賞することができる。

 本はA5判、230ページ、税込み1980円。購入に関する問い合わせ先は鉱脈社(電話0985・25・1758)。

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