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旧北郷村の地酒「いすゞ美人」復活計画

本紙掲載日:2023-07-05
1面

原料酒米「瑞豊」を田植え

◆農研機構から種もみ譲り受け−県農試が苗を用意

 北郷村宇納間(現美郷町北郷宇納間)で、1968年まで醸造されていた清酒「いすゞ美人」の復活計画を進めている「いすゞ美人復活委員会」による酒米の田植えがこのほど、宇納間長野地区の水田で行われた。同委員会メンバーと地元の有志ら20人が参加して20センチほどに伸びた苗を丁寧に植え付けた。この日植えた苗から、さらに来年、再来年にわたって繰り返し種もみを育てて、酒造りに必要な米を確保する。

 酒米は「瑞豊(ずいほう)」という品種で「いすゞ美人」に使われていたうるち米。種もみは農研機構遺伝資源研究センター(茨城県つくば市)にあり、50粒を譲り受けて昨年11月から県農業試験場で育ててきた。今年4月に取れた種もみを育て、苗箱1個分を選抜して用意した。

 水田は同地区の農業長田武さん(85)が提供した約0・25アールで、協会関係者と地元の人たちが1列になって作業。貴重な苗とあって、1本ずつに分けて丁寧に植え付けられていた。

 蔵元だった宇納間の甲斐酒店(旧屋号甲斐酒造)では昨年から2回にわたって、酒だるや仕込みの道具の周辺で酵母の採取が行われた。県食品開発センターでは、これまでにアルコールを醸造する酵母約30種が確認されており、今年度内には、その中から「いすゞ美人」に最もふさわしい酵母が絞り込まれる見込み。宇納間産の酒米と酵母、水を使った地元の酒復活に向けて、さらに一歩前進した形だ。

田植えに参加した甲斐酒店6代目代表の甲斐史浩さん(37)は、「大きな一歩、前進が始まったという印象。60年前の品種が、今の田んぼに植え付けられたことに感動しています。計画が始まった時は、『実現までにはまだまだ遠く、ひょっとしたらできないかもしれない』という思いもありましたが、実現への希望が見えてきました」と期待を寄せていた。

 同協会は、地域資源を活用するための産官学によるプロジェクトとして昨年7月に発足した。発起人代表は宇納間の岡田商店代表の岡田栄一さん。メンバーは甲斐酒店の甲斐史浩代表とご家族、宮崎大工学部の塩盛弘一郎教授、県食品開発センターの平川良子所長、東臼杵農林振興局の伊木信仁次長、千徳酒造の門田賢士社長、田中秀俊町長、藤本茂副町長など。

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