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修正案、原案とも否決−延岡市議会臨時会

本紙掲載日:2023-07-12
1面
2023年度一般会計補正予算原案の起立採決

2事業除いた修正案3分の2以上に届かず−14日市長、改めて補正を再提案

◆再議=空飛ぶクルマ/災害に強いネットワーク構築


 延岡市が提案した2023年度一般会計補正予算案から国のデジタル田園都市国家構想(デジ田)交付金(95%財政支援)を活用した2事業の計3億123万円を削除して修正可決した市議会に対し、読谷山洋司市長が再議を求め招集した臨時会は11日開会。修正案は再可決に必要な3分の2以上の同意がなく否決、2事業費を戻した原案も賛成少数で否決し、補正予算案は白紙となった。

 市議会6月定例会は7日の最終本会議で、「『空飛ぶクルマ』も見据えた新たな救急搬送体制づくり事業」と「平常時・災害時共通災害に強い地方創生ネットワーク構築事業」のデジ田交付金関連2事業を削除した予算審査特別委員会の修正案を可決。それより先に同委員会は、両事業の実現可能性や必要性を熟議するため市に閉会中審査を申し入れたが、読谷山市長が拒否したため予算の削除に踏み切った経緯がある。

 これに対し読谷山市長は再議に当たり、「早急に事業を執行しなければ年度内に完了せず、交付金が支払われなくなる」「革新的な救急医療に後ろ向きなまちとの印象を広げてしまう」などと改めて早期可決を主張。

 対抗する議員らは「県知事は県北へのドクターヘリ配備に前向きだ。実現できるか分からない事業よりドクヘリ誘致を急ぐべき」「人の命を救いたいのは皆一緒だ。継続審議を拒否したのは市長であり、修正可決は議員全員で議決した結果だ」と意見した。

 その結果、修正案については議長を含む全議員の記名式で採決し、賛成16、反対11で、賛成票が規定数(18票)に達せず否決。差し戻しの原案自体も反対多数で、補正予算が宙に浮く形となった。

 ただ、6月補正は緊急性の高い物価高騰対策事業が半分以上を占める。このため読谷山市長は閉会後の会見で、14日に改めて臨時会を招集してデジ田関連2事業分を除いた補正予算案(修正案)を再提案すると表明した。

 一方、2事業についても「議員から反対意見もなければ質問もない。(交付金を受けられる条件となる)スケジュールを理解してもらえば賛成していただけるのではないか」として、今月中に改めて議会に提案する考えを示した。


◆傍聴者殺到−不規則発言で全員退場に

 延岡市の2023年度一般会計補正予算を修正可決した市議会に読谷山洋司市長が審議のやり直しを求め招集した11日の臨時会は、議場に入りきれないほどの傍聴者が殺到した。

 一方、議員の討論中に傍聴席から不規則な発言や拍手などが繰り返され議事がたびたび中断。最終的に松田満男議長が報道を除く傍聴者全員に退場を命じる騒ぎとなった。

 市が国からデジタル田園都市国家構想交付金の採択を受けて取り組もうとする市長肝煎りの2事業を、当初通り補正予算に組み込むかどうかを問う会議で、議員が賛否双方の立場から激しい論争を展開。修正案を可決し、「歴史・文化ゾーン内駐車場管理システム等整備事業」を否決した7日の定例会最終本会議に続き、座席を埋めた傍聴者も熱心に討論を見守った。

 ただ、最終本会議も含めてこの日も一部の傍聴者が、支持する議員に「良かったぞ」と拍手したり、特定議員に「もっと勉強しろ」「ちゃんとしゃべらんか」などと否定的な発言をする場面が繰り返され、そのたびに議長が「真剣に討論しているので静かにしてください」と注意。このうち1人の傍聴者が警告を無視して大声を上げたため、議長命令で退場した。

 その後も、再三の注意にもかかわらず複数の傍聴者が発言を続け、「次に従わない場合は傍聴者全員の退場を命じます」という警告も無視したため議長が命令を実行。さらに傍聴者数人が席を立たず、議事は1時間近く休憩(中断)した上で、報道以外は再入場させずに再開した。

 地方自治法第130条(会議の傍聴)には「傍聴席が騒がしいときは、議長は、すべての傍聴人を退場させることができる」と明記されている。閉会後、松田議長は「厳正に議論する場であり残念でならず、やむなく全員退場させていただいた」と説明。傍聴者らは「われわれも主権者だ」「賛成の人も反対の人もいるのに十把一からげに全員出て行けというのはおかしい」と非難がやまなかった。

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