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核兵器の廃絶、平和な世界を

本紙掲載日:2023-07-18
1面
街頭署名活動に取り組む中高生ら(延岡市北小路のコープみやざき北小路店)

五ケ瀬中等教育学校の生徒ら5人、延岡で街頭活動

 五ケ瀬中等教育学校(五ケ瀬町)の生徒ら5人が15日、延岡市北小路の商業施設で「核兵器の廃絶と平和な世界の実現をめざす『高校生1万人署名活動』」の街頭活動に取り組んだ。

 同校の西浦芽吹さん(高校1年)、増田姫和(ひより)さん(同)、佐谷心菜さん(同)、後田あゆみさん(中学2年)、宮崎東高校の奥村茉麻(まあさ)さん(3年)が参加。店舗出入り口前に立って協力を呼び掛けると、買い物客は次々と足を止め、快く署名に応じていた。

 同署名活動は2001年1月に長崎県の高校生14人が、「国連に核兵器廃絶を求めるだけではなく自分たちの力でできることを」と考えて開始。長崎県内全ての高校生(当時の概数)の総意であるという意味を込め「1万人署名活動」と名付けられた。

 いまでは全国各地の中高生ら若者に活動が広がり、集まった署名の累計は200万筆を超えている。新型コロナウイルスの感染拡大で渡航できなかった2年間を除き、署名は毎年8月に集約され、高校生平和大使が国連欧州本部に提出。高校生1万人署名活動は国連で唯一認められている署名活動とされ、署名簿は欧州本部で全て永久保存されているという。

 宮崎県内の中高生らは日向市や宮崎市、高鍋町、日南市などに拠点がある人権と平和を守る若者グループHuRP(通称ハープ=ヒューマンライツ&ピース)でほぼ毎月、署名活動を実施。対面での活動ができなかったコロナ禍の期間も、2次元コードを活用したインターネット上でのデジタル署名に取り組むなど、工夫しながら継続した。

 ハープは県原爆被害者の会と連携した平和学習にも取り組んでいて、同団体事務局長でハープ顧問の仲田彰さん(63)=宮崎・高校生平和活動支援センター事務局長=によると、今年で解散予定だった被爆者の会が中高生らの熱心な活動に背中を押されて再起するなど、志ある若者の姿は原爆や戦争の体験を語り継ぐ人たちの支えにもなっているという。

 友人に誘われ署名活動に参加したという西浦さんは「今まであまり目を向けることがなかった問題を考える場になりました。受験までは参加したいです」。増田さんは「世界で起きている問題との関わり方を学びたいと思っています。将来、問題解決の一助になれれば」と思いを語った。

 佐谷さんは「戦争は身近なことではありませんが、いろんな動画などで学んでいます。今のうちから何かできれば、変えることができる未来があると思い活動しています」。後田さんも「戦争はとても恐ろしく、なくしていけるよう、活動に協力したいと思っています」と力を込めた。

 高校生1万人署名活動実行委員会が8月7〜9日に開く「ピース・ブリッジ・イン長崎」に五ケ瀬中等教育学校の生徒らとともに出席して署名簿を届ける奥村さんは、「日向にも多くの仲間がいて、こうした活動とは別に、日ごろから身近な悩み事を話したりたまに会ったりして交流できるのがいい」と、他校の生徒同士でつながりが持てることを喜んでいた。

 ハープ顧問の仲田さんによると、今年のピースブリッジに県内から初めて被爆者の子どもや孫世代も参加することになったといい、「当事者の皆さんにも元気を出してもらい、盛り上げていきたい」と中高生たちの熱心さに感謝した。

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