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本社で職場体験−西階中生

本紙掲載日:2023-07-27
7面

生誕祭と顕彰ギャラリー取材−旭化成創業者・野口遵翁の功績、思いに触れる

 延岡市立西階中学校2年生の松田蒼汰(そうた)さん(13)と上杉晃絆(こうき)さん(14)は25日から27日まで3日間、夕刊デイリー新聞社本社で職場体験をしました。初日は広告局で営業と広告制作の仕事を、2日目は編集局の記者として、同市の野口遵記念館で開かれた野口遵翁生誕祭と、記念館内にある同氏の顕彰ギャラリーを取材しました。2人の記事を掲載します。



◆「野口遵の努力の証し」延岡市立西階中2年・松田蒼汰

 野口遵の生誕祭が26日、野口遵記念館で行われた。

 野口は合成アンモニアをカザレー法でつくり、世界で初めて工業化した人物。きれいな水と空気がある延岡市を選んで工場を造った。五ケ瀬川の水を利用して発電所も設置した。

 延岡に工場が建つとなると「空気が薄くなる」などの変なうわさが流れ「土地を売るな」という声が上がった。これらのうわさをどうにかしようと、村会議員の笠原鷲太郎が、村の有力者と一緒に熊本県の日本窒素肥料鏡工場に視察に行き、安全なことを確認して、地元の人たちに示した。工場ができた後、恒富村と岡富村で利益の取り合いにならないようにと、野口は合併を提案し、岡富村・恒富村・延岡町が合併し延岡市になった。

 野口遵記念館の野口遵顕彰ギャラリーを見に来たお客さんは「昔の人がものすごい偉業を成し遂げているので、未来ある若者(僕たち)にはもっとすごいことができるのではないか」「カザレー法によるアンモニア製造の工業化は、世界初で、それを延岡でしたということを知って、すごく感激した」「きれいな水と空気があり、地元有志の協力があって今の延岡の町がある。そのことだけで幸せです」と話していた。

 野口はいろんな所を旅し、世界を変えようと、周りの協力、情熱、積極性、そしてねばり強さを大切にし、アンモニアづくりを成功させた。



◆「野口遵の全てが分かる」延岡市立西階中2年・上杉晃絆

 旭化成の創業者である野口遵さん。26日に延岡市の野口遵記念館でその生誕祭が行われた。

 生誕祭では、ヴォーチェ・のべおかの方々が、延岡市歌を歌った。圧巻の歌声でそれぞれの野口遵さんに対する思いがすごく伝わった。

 ヴォーチェ・のべおかの方々によると、市歌は4番まであるが元々は3番までしか無かったとのこと。北方、北浦、北川町が延岡市と合併した時に市民に募集して歌詞が作られ、4番までになったとのこと。ヴォーチェ・のべおかの方々は「1番は行縢山、2番は旭化成、3番は延岡市と合併した地域のことなど、歌詞の意味をかみしめながら歌った」と話していた。

 野口遵記念館には野口遵顕彰ギャラリーが常設されていて、当時野口遵さんが使っていた物や手紙、アンモニア合成について書かれている書物があった。他にも、野口遵さんの性格や人柄が分かる資料がいくつもあった。その資料には、「悔しさをバネに」「チャンスを逃さない」「理想を追い求める」など、これぞ野口遵だなと言わんばかりの言葉が載っており、野口遵さんのポジティブさがよく分かった。

 この野口遵記念館は水曜日と年末年始は休み。それ以外の日は午前9時から午後6時30分まで、無料でギャラリーの見学ができる。



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