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絵画楽しみ、人生を豊かに−画家、國武賢聖さん

本紙掲載日:2023-08-09
6面

透明水彩画教室・五ケ瀬

 熊本県山都町在住の画家・國武賢聖さん(58)の「透明水彩画教室」が7月23日、五ケ瀬町三ケ所の自然の恵み資料館であった。町内の家族連れや、県立五ケ瀬中等教育学校の美術部員ら20人が、情緒あふれる世界観を醸す透明水彩画の魅力に触れた。主催は町教育委員会(渡木秀明教育長)。

 國武さんは画業と農林業を兼務する異色の画家で、日中は有機野菜の栽培などに汗を流す。夜になると絵筆を執って絵画や筆文字の制作にいそしみつつ、熊本県で主宰する水彩画教室で描画の楽しさを普及している。

 幼少から絵を描くことが好きだったといい、結婚、出産、退職を経て1990年ごろ、水彩画の道へ。「自分の絵で楽しそうに遊ぶわが子の笑顔を見て、心が決まった」。独学で腕を磨き、第34回熊日出版文化賞を受賞した絵本「通潤橋・水が渡る橋」の作画を務めるなど高い評価を得ている。

 五ケ瀬町の同教室は、町内の芸術文化振興などを狙いとし、2021年から毎年実施。この日はまず、國武さんが用意した画材と7色の透明水彩絵の具を使い、降り注ぐ淡雪と、それを見上げるようにたたずむ雪だるまの描画に挑戦した。

 白い部分は塗らないことで表現する▽塗った場所に水を落とし、ティッシュペーパーなどで吸い取ると色が抜けるといった基礎のみを教わり、恐る恐る絵筆を走らせ始めた参加者に、國武さんは「真面目に取り組もうとせず、面白がった方が良い」「失敗しても大丈夫。絵の失敗は誰にも迷惑を掛けない」などとアドバイスした。

 慣れない技法に試行錯誤していた参加者も、描き上がるころには肩の力が抜けた様子。自由な題材で描く時間もあり、黄色の背景に紫の濃淡が際立つアサガオや、異なる青のコントラストが美しい夏の海など創造性に富んだ力作を完成させた。

 母の紗耶香さん(37)と参加した水野航太郎さん(10)は「夏休みの宿題の参考にしようと思って参加した。最初は難しかったけど、國武先生に教えてもらって上手に描けるようになったので楽しかった」と笑顔。

 國武さんは「絵を描くと何気ないことにも興味関心が向くようになり、人生が豊かになると思う。細々でも構わないので、ぜひ、絵を描き続けてもらいたい」と話した。

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