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会員の個性表れる作品

本紙掲載日:2023-12-29
7面
エッセー集「パスカルの微笑」を手にするみやざきエッセイストクラブの野田一穂さん

エッセー集「パスカルの微笑」出版−みやざきエッセイストクラブ

 みやざきエッセイストクラブ(福田稔会長)は、エッセー集「パスカルの微笑」を出版した。15人の会員が感じたことや主張したいこと、日常の1場面などを1編約4000字で書きつづっている。

 同クラブは毎年、作品集を制作、出版しており今回で28作目。収録作品から会員の投票で選ばれた1作品のタイトルを作品集の表題にしており、今年は岩田英男さんが書いた「パスカルの微笑」に決定した。テーマなどの指定はなく、県内各地の会員たちがそれぞれに書きたいものを書き、持ち寄って1冊にまとめている。

 日常生活の中で常にアンテナを張り、ふと思ったことをつづることが多いという野田一穂さん(65)=延岡市安賀多町=は、今回初めて連作に挑戦。「体が震える体験」をテーマに恐怖、感動、発見の3編構成で書き上げた。

 野田さんは「会員それぞれに個性がある。同じ宮崎県にも文章を書くことに関わっている人がいるという事を知って、エッセーから書くことの楽しさを感じ取ってほしい」と呼び掛けている。

 県内の図書館に寄贈したほか、1320円(税込み)で書店にて販売。インターネット通販サイト楽天市場でも購入できる。

◆故佐久間一さんの思い出記す−宮崎市・鈴木康之さん

 みやざきエッセイストクラブ作品集28には、旭化成労連書記長を務めるなど、延岡にもなじみの深い宮崎市の鈴木康之さん(89)が「民主国家の防人(さきもり)」を寄稿。同級生で第19代統合幕僚会議議長を務めた故佐久間一(まこと)さんの思い出を記している。

 佐久間さんは、まだ反軍思想が満ちていた時代に防衛大学校の前身、開校したばかりの保安大学校に入校し、友人らを驚かせたという。1990年に防衛大1期生初の海上幕僚長に就任。湾岸戦争後の92年にはペルシャ湾への掃海艇派遣を指揮した。これは自衛隊では初の海外派遣だった。

 佐久間氏の家は延岡に移り住んだ若山牧水が初めて下宿した所。鈴木さんは自身と級友の経歴に時代の流れを重ね合わせ、昨今の世界の流れを振り返って、「良識ある国士が一人いなくなり、未(いま)だに残念でならない」と結んでいる。

 鈴木さんは34年8月、宮崎市生まれ。大宮高校から京都大学法学部に進み、58年に旭化成工業(当時)に入社した。新日本化学(新日本ソルト)社長などを歴任。金子兜太主宰の「海程」に入会。現代俳句協会会員、俳誌「海程」同人。2016年に宮崎市芸術文化功労賞受賞。

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