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アユを野鳥から守る−川沿い6カ所に爆音器

本紙掲載日:2024-05-02
1面
爆音注意を呼び掛ける立て札
一定時間ごとに鳴る爆音器

今月末まで破裂音注意−延岡・五ケ瀬川漁協

 川を遡上(そじょう)するアユを野鳥の食害から守るため、延岡市の五ケ瀬川漁協(吉本祐一組合長)は同市貝の畑町から北方町八峡までの五ケ瀬川沿い6カ所に爆音器を設置している。5〜7分ごとに、「パーン」という破裂音が響くため「アユ漁解禁日前日の今月31日まで、ご注意ください」と呼び掛けている。

 稚アユの本格的な遡上は3月上旬に始まっているが、それに合わせてカワウやサギも浅瀬を上るアユを狙っている。特に貝の畑町と下三輪町を流れる岩熊井堰(いせき)の魚道には、鉄筋を立てて鳥類が稚アユを捕れないよう対策工事も施した。

 しかし、敵もさる者、命が懸かっていることもあって、あきらめることはなく、同漁協としても決め手となる対策はないという。

 爆音器は野鳥を驚かせるためだが、突然響く大きな音は近くに人がいれば当然びっくりするほど。このため、爆音器の付近には立て札を設置して注意を促している。

 詳細は、本紙へ。

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