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産業遺産を未来に

本紙掲載日:2019-02-08
3面
日向市SLを保存する市民の会の修復作業
ワイヤブラシでさびを落とす染田会長

公園に展示−昭和15年製造のD51

◆1日7時間かけ修復作業−日向市の市民の会

 日向市SLを保存する市民の会(染田通明会長)は昨年から、日向市役所前の児童公園に展示されている蒸気機関車D51―541の修復に取り組んでいる。「産業遺産を未来に残したい」。その一心で1日約7時間にも及ぶボランティア作業に汗を流している。

 このD51型541は、昭和15年12月7日に国鉄小倉工場で製造。全長19・50メートル、幅2・94メートル、高さ3・98メートルで重さ125トン。主に日豊線や鹿児島線で活躍した。

 同45年10月、南延岡機関区に配置となり、同49年の廃車までに243万キロ(地球60周、月まで3往復分)走った。同52年に日向市の働きかけで国鉄から借り受け、同所に展示されている。

 長年、日向市出身者の国鉄OBなどで構成する保存会が管理をしてきたが、近年はメンバーの高齢化のため、作業がままならなくなっていた。そのため、保存会は、このD51の配置先だった南延岡機関区に勤めていた染田会長(71)に保存を依頼。染田会長は二つ返事で引き受け、その年の平成27年9月に「日向市SLを保存する市民の会」を発足させた。

 当初のメンバーは染田会長1人。「生きた教材を未来に残そう」と市役所を何度も訪ね、職員とD51の保存方法について意見交換を重ねた。地道にPR活動を行うなかで徐々に賛同する仲間が増え、市民の会は15人になった。

 何度も市と意見を交わし、「修復に協力するので保存してほしい」と嘆願。同30年に、市から予算が下り、ようやく作業ができることになった。しかし、市民の会に専門的な知識を持つ人がいなかったため、以前から交流のあった「汽車倶楽部」(福岡県直方市)に連絡、全国各地でSLの補修作業に当たっている入江高亘さん(57)=北九州市=に協力を依頼した。

 昨年、10月から作業を開始。週2回ほど活動しているが、約40年以上雨ざらしだったD51の劣化はひどく、ワイヤブラシやハンマーなど手作業でのさびを落とす工程が現在も続いている。

 1月27日には、日向市のメンバーをはじめ、北九州市の入江さんや宮崎市、延岡市内からも協力者が参加。8人かがりで7時間かけて作業に当たった。

 今後は、3月24日の日向市役所グランドオープンまでに外観を整える予定。現在は、ボイラーと炭水車部分の約7割がさび止めの塗料を塗る段階にきている。

 ただ、補修作業は3年をかけて行うことになっており、穴の開いている箇所や劣化の激しい車輪部分は、グランドオープンでお披露目後、再び塗装を剥がして作業に当たる。最終的には、穴は繊維強化プラスチック(FRP)やパテで埋め、欠損部品を取り寄せるなどして当時の姿を完全に再現するという。

 染田会長は「作業ができることになってからメンバーは水を得た魚のように張り切っている。大変だが、やればやるほどD51のとりこ」と笑顔。作業が全て完了すれば、子どもや親子連れなどに、歴史や魅力をPRする出前授業を開くことも考えている。

 入江さんによると、全国にはOBで構成するSL保存会はあるものの、一般市民からなる保存会はほかにはない。「どこも高齢化で活動は徐々に衰退している。染田さんが一般の人に声を掛けたことが良かった。市民で産業遺産、地域の宝を守ろうとしていることが素晴らしい」と話した。

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