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アカウミガメ、長浜海岸で産卵

本紙掲載日:2019-05-16
1面
アカウミガメの卵を掘り出す河野さん(左)と吉本さん

今シーズン、初上陸を確認−延岡市文化課

 県の天然記念物に指定されているアカウミガメが延岡市の長浜海岸に今シーズン初めて上陸、産卵したことが15日に確認された。市文化課によると、昨年よりも上陸は8日、産卵は6日遅い。県内では13日に串間市で確認されていた。

 アカウミガメの上陸・産卵シーズンになると、延岡市野生動物研究会(河野正会長、5人)が、方財、長浜、新浜の3海岸で調査している。

 初上陸を確認した吉本哲さん(67)=同市緑ケ丘=によると、15日午前5時ごろに波打ち際から20メートルほど続く足跡を発見。市文化課に報告した。同日午後、同課職員と同会メンバーによる合同調査を行い、直径3・5センチ程度の卵を111個確認した。卵は少し離れた安全な高台に移動させて埋め戻した。

 5〜8月に産卵し、9〜10月ごろまでふ化が続くという。河野会長は「卵の大きさがそろっていたのが特徴的。今年も多くのアカウミガメに上がってきてもらいたい」と楽しみ。文化課は「アカウミガメはとても敏感で人の気配を感じると海へ戻ってしまう。海岸への車の乗り入れや夜間の花火は控えてもらいたい」と協力を呼び掛けている。

 長浜海岸が担当エリアの吉本さんは、年を追うごとに砂浜が浸食されていることに危機感を抱き「あと5年もすれば砂浜がなくなって、アカウミガメの産卵場所がなくなってしまいます」と対策の必要性を訴えた。

 文化課によると、昨年は初上陸が5月7日、初産卵が同9日で、上陸数は34回、産卵回数は24回だった。1988年以降の累計で上陸は1534回、産卵は1209回となっている。

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