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復帰の主将が攻守で躍動−富島

本紙掲載日:2019-07-13
9面
【2回戦・富島―日南学園】4回、決勝の2点中前打を放ち二塁ベース上で笑顔を見せる松浦

第101回全国高校野球選手権宮崎大会

 富島が初戦にして最大のヤマ場を突破した。昨夏の準決勝で惜敗した強豪私立を投打で圧倒し、会心の勝利。攻守でチームをけん引した主将の松浦佑星は「相手が手ごわいのは分かっていた。今までやってきた練習が全部かみ合った」と納得の表情だった。

 けがから復帰した主将が躍動した。4月下旬の練習試合で左足を疲労骨折した松浦。「夏に間に合うか微妙だった」というが、懸命のリハビリで超回復し6月下旬に復帰。この試合、第1打席から持ち味を発揮した。

 「狙っていた」と初球をセーフティーバント。成功させると、次打者の2球目で盗塁を仕掛けた。惜しくも失敗に終わったが「アウトオッケーのつもりだった。積極的な姿勢を見せて、みんなが積極的になればと思った」と強烈な印象を残した。

 第2打席の三回は1死三塁の先制の好機。「自分に回してくれた。絶対にどうにかしたい」とここでも初球を捉えて中前打。第3打席の四回は2死満塁で「何も考えずに集中できていた」。カウント2―1から決勝の2点中前打を放った。遊撃手としても好守を連発し、完全に主役の座をさらっていった。

 ヒーローは「(昨年の)先輩たちの思いも晴らせた」と笑顔も見せたが、すぐに「この後も浮かれずに一戦必勝でやっていくだけ」と気を引き締め直した。初の夏の甲子園を目指す富島に頼もしい主将が帰ってきた。


◇次勝たないと意味がない−黒木剛志(3安打の4番)
「ボールをしっかりと引きつけてはじき返すことだけを考えていた。日南学園に勝っても次勝たないと意味がない。自分の役割をしっかりと果たして勝利に貢献する」


◇直球を完璧に捉えた−安藤陸(先制のきっかけとなる二塁打など2安打1打点)
「後ろの打者が頼りになるので思いっきりいった。(二塁打は)狙っていた直球を完璧に捉えることができた。次の試合も自分が引っ張っていきたい」


◇立て直すことができた−黒木拓馬(2失点で完投)
「前半は力で抑えようと力んでしまい甘い所に球が行って打たれてしまった。中盤以降は制球重視に切り替えて立て直すことができた。失点も想定内だったので、その後を焦らずにできた。次は初回から制球重視でいきたい」

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