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2020年新春インタビュー(4)−田中秀俊美郷町

本紙掲載日:2020-01-09
1面

「儲かる農林業」実現へ

◆産地型商社の設立目指す

−−昨年はどんな一年でしたか。

町民の皆さんに協力をいただき、しっかりと町政運営に取り組めたと思います。
行財政改革の一端として、合併当初の総合支所方式を、本庁方式という形で一つにまとめました。賛否両論はありましたが、行政組織機構の再編はいつかはやるべき課題でした。医療体制の再構築は、2018年に医療提供体制の在り方について検討委員会に諮問し、19年3月に答申をもらいました。
19年度は南郷6カ所、北郷6カ所計12回で医療座談会を実施しましたが、町民の皆さんにとりましては、理解はできても納得は出来ない部分があると思います。県にも医師派遣の要望を行い、少なくとも5人体制で病院と二つの診療所を運営してまいりたいと思います。両診療所の公設民営も今後の検討事項です。苦渋の選択であり、町民の皆さんに説明する際、苦しい部分もありました。今後も医療体制の再構築には、しっかりと取り組む覚悟です。

−−昨年1月から6次産業化基本構想検討委員会が設置されました。

委員会のメンバーは農業生産者、農産加工グループ、JA日向、県振興局などの13人です。1月から9月までに同委員会を計8回、6次産業化研修会を7回開催しました。9月には「儲(もう)かる農林業」を実現するため、19年度から23年度までを計画期間とする「美郷町地域ぐるみで取り組む6次産業化基本構想」を策定しました。
本町の強みである「加工グループが多く6次産業化に取り組む文化・風土があること」「発信力・誘引力のある店舗・人が複数存在すること」を生かし、美郷町でしか味わえない五感で楽しむ美食という付加価値を付けることで1次産業の活性化を図ります。併せて、交流人口の増加に伴い飲食・観光に付随する物販等で外貨獲得を目指します。
その一方で外貨獲得に必要な産業は可能な限り域内で賄えるよう整備することで、より多くの人が安心して暮らせる持続可能な町を目指します。また、これを実現するための核となる組織である「産地型商社」の設立を目指します。

−−林業大学校が開講しました。

4月に開講し、21人の受講生が講習を受けています。町としても実習フィールド、受講生の住居提供などを協力させていただいています。今年は、受講生用の宿舎の建設を予定しており、より一層サポートしてまいります。町内の林業事業体も実習を受け入れるなど協力的で、みやざき林業の担い手がこの町から巣立っていくことを期待します。また林業従事者として町に定住してくれればとも思います。

−−3月で町人口ビジョンおよび第1期町総合戦略が終了します。

第1期は基本目標を四つに分けて施策を行いました。一番、評価できるのは「安心な暮らしづくり」の救急体制の充実です。民間委託することにより、救急救命士2人が救急車内に同乗し、救命処置などができるようになりました。15年に7人だった救命士は現在16人です。第2期については今、役場職員で構成されるワーキンググループがアイデアを出してくれています。一番の問題は、町の人口構成をいかに整えられるかです。各地域で活性化計画を作ってもらい、当事者意識を持ってもらうことから始めます。職員も人ごとじゃなくてわがこととして考えなければなりません。子どもや若い人たちの未来です。まちづくり懇話会にも若い人たちを入れ、自分の住む町の在り方や現状の不便さなど、忌憚(きたん)のない意見を出してほしいと思います。

−−今年の抱負を。

掲げた公約の実現に向け、しっかりと取り組みます。町の財政は、経常収支率が非常に高く、財政的に厳しい状況ですので、最小の経費で最大の効果を挙げるため慎重に取り組まなければなりません。痛みは伴うかもしれませんが、町民の皆さんにも理解していただき、将来に禍根を残さないよう今ある課題は今解決していきたいと考えています。

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