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スギ、ヒノキとも1万円台−平均価格初値

本紙掲載日:2020-01-10
2面
高千穂林産物流通センターの新春初市

高千穂林産物流通センター

◆新春初市−まずまずのスタート

 県森林組合連合会(長友幹雄代表理事会長)の高千穂林産物流通センター(高千穂町三田井、佐藤友美所長)で7日、新春初市があった。1立方メートル当たりの平均価格初値はスギ1万1000円、ヒノキ1万3500円とほぼ昨年並みで、まずまずのスタートとなった。

 初競り前の式典で、長友代表理事会長は「今年もさまざまな整備を計画しており、より良いセンター運営を目指す」と協力を求め、センターの運営などに貢献した買方業者や製材業者に感謝状を贈った。

 景気付けに三本締めをした後、初競りがスタート。威勢のいい競り人の掛け声が響く中、熊本や大分など県外を含む約30人の業者が入札票に価格を書き込んで次々と落札していった。

 最高値はヒノキの1万7600円。この日は、同センターと五ケ瀬町の五ケ瀬林産物流通センターで合計5500立方メートル(スギ5000立方メートル、ヒノキ500立方メートル)が取引された。

 佐藤所長は、日向市の中国木材などを例にあげて「センターは九州のへそにあり、九州の製材工場の大規模化は進んでいる。製材業がどんな木材を必要としているか、市場として情報収集に力を入れたい」と話した。

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