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冬鳥のウソが渡来、口笛のような鳴き声

本紙掲載日:2020-01-11
1面
頬から喉にかけてのピンク色がよく目立つウソの雄。亜種アカウソの可能性も(延岡市北方町の六峰街道で)

切手のデザインにも

冬鳥の「ウソ」(アトリ科)が延岡市北方町の六峰街道沿いに渡来し、「フィーフィー」と口笛に似た声で鳴き交わしている。

 全長15・5センチでスズメより一回り大きい。雄は灰色の体で頭が黒く、頬から喉にかけてのピンク色がよく目立つ。130円切手の意匠にもなった。ウソは口笛の古語。鳴き声が似ていることが和名の由来という。

 本州中部以北の針葉樹林で繁殖し、冬は低い山に下りて越冬する。六峰街道沿いには10羽ほどの小群が渡来し、木の実や花芽などを盛んについばんでいる。

 福岡県の太宰府天満宮など各地の神社で行われる「鷽(うそ)替え」の神事は、ウソを嘘(うそ)に例え、木彫りのウソを取り換えることで厄払いするという。

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