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2020年新春インタビュー(14)−永出明延岡市三北商工会長

本紙掲載日:2020-01-24
1面

合併3年、成果少しずつ

◆三北それぞれで特色を発揮

 ――2019年は消費税増税や軽減税率制度導入など商工業に大きな変化がありました。

 消費税増税と軽減税率導入は私たちにとってはありがたいことではないが、国が決めたことなのでやむを得ない。ただ、バランスの取れた政治をやってもらいたいと思っています。
 私たちの商工会でも会員が減っている状況です。人口減少ということもありますが、高齢になって引退したいが跡を継ぐ人がいないために仕方なく閉めるという「廃業」が目立ちます。

 自身の子どもを跡取りにしようと考えても、市外に出て仕事に就いているとなかなかそうはいかない。商売の後継者が他人でもよいかと言えば、そう簡単にいかない面もあります。廃業は地方にとっては良くありません。地方が良くなるためには学校、商店、事業所があることが必要ですが、地方では学校の閉鎖が進み、商店の数が少なくなっています。それが地方が過疎化する大きな原因ではないかと考えています。

 これはわれわれの努力だけではどうにも難しいところがあると感じています。

 ――北浦、北川、北方の各商工会が合併した延岡市三北商工会の発足から3年が過ぎました。

 三北を結ぶ高速道路が完成したおかげで交流しやすくなり、最近では役員同士も打ち解けてきましたし、三北それぞれの特色が出てきたと感じています。北浦は漁業が盛んです。創業する人も出てきていて、漁業関係が非常に意欲的。

 高齢化で商店をやめる人がいますが、新しく仕事を始めてくれる人もいてありがたいです。北川は国道10号と326号、東九州自動車道という三つの道路が通っていることは大きな強みで、道の駅北川はゆまも繁盛しています。

 50戸以上がやっているシキミ産業は非常に収益を上げていて、北川にとってはいい産業になると思っています。北方は道の駅北方よっちみろ屋を中心にした活動が非常にいいです。

 地元の野菜や果物が集まっていて、延岡や高千穂だけでなく、熊本にも近い場所にあるので、あちこちから買い物に来る人たちが多いです。三北地域は非常に風光明媚(めいび)で気候も温暖。普段住んでいるわれわれでは分からない魅力も、外部からは非常にいい条件が備わっていると見えることもあります。

 将来、この三北地域の人口は減るかもしれませんが、決して捨てたものではありません。

 ――重要課題の一つとして会員増強に取り組まれてきました。

 これまでの成果はいかがですか。会員の数は北川と北浦が若干減り、北方はあまり変わらない状況です。真剣に働きかけてはいますが、商工会に入ったからといってすぐに収益が上がるなど目に見えて即効果があるということでもありません。

 われわれが住むこの地域を衰退させないために、商売や事業で頑張るというボランティア的な考えも大事になってきます。

 人口が減っている社会状況の中で会員数が特別に増えていくことはなかなか望めませんが、意欲ある人たちに入会してもらい、お互いに助け合い、協力し合うようにしてやっていくといい結果につながるのではないでしょうか。

 ――今年の抱負をお願いします。

 決して悲観するものではないと思います。少子高齢化だからといって衰退してしまうとは思えません。ここに住む人たちがいい町にしようと努力しています。

 そのためにもわれわれがしっかり会員の増強をしないといけません。いい結果となるためにも、いろいろと努力しないといけません。


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