２０年連続の延岡キャンプ

本紙掲載日：2020-01-24

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積極補強新たに７選手－Ｊ１ベガルタ仙台

　サッカーＪ１ベガルタ仙台の春季キャンプが２９日から２月９日まで、延岡市西階陸上競技場で行われる。チームは沖縄県糸満市で１次キャンプを行っており、２８日に延岡入りする予定。リーグ戦に先立ち２月１６日に開幕するルヴァンカップを見据え、トレーニングに励む。

　延岡市でのキャンプは、ベガルタがＪ２だった２００１年にスタート。以来、毎年春に来延しており、２０１４年にはブラジルワールドカップ期間中の夏にも実施した。今回で２０年連続、通算２１回目となる。

　チームは昨季リーグ１１位。残留を決めたものの７年連続で２桁順位に沈み、２０１４年途中から指揮を執った渡辺晋監督が退任した。今季は、昨季Ｊ２山形をリーグ６位でＪ１参入プレーオフまで導いた木山隆之氏を新監督として迎えた。上位浮上に向け、積極的な補強にも踏み切った。

　２００４年から仙台一筋でプレーしたＭＦ梁勇基やＦＷ石原直樹らが退団。代わって、名門バルセロナでのプレー経験を持つスペイン出身のＭＦイサック・クエンカ、川崎のＦＷ赤﨑秀平らが入団するなど、新たに７選手を獲得した。

　今季のスローガンは、全員の情熱を一つに結ぶという意味の「熱結（ねっけつ）」。新体制の発表時に木山監督は「常に攻撃的なメンタリティーを持って、最後の瞬間まで戦い続けるチームをつくっていきたい」と意気込んだ。

　初めて率いるＪ１クラブでチームの再建を図る。選手たちは、２８日夕に１次キャンプ地の沖縄から宮崎に入る。２９日から２月９日まで西階陸上競技場で練習を行い、例年通り練習試合も行われる予定。同１０日からは３次キャンプ地の宮崎市で調整する。

（写真はいずれも昨年のキャンプから）