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西門川小・中長い歴史に幕

本紙掲載日:2020-01-30
8面

思い出をありがとう−2月16日に閉校式典

◆記念碑除幕、お別れの会も

 門川町の西門川小学校(吉田義校長、14人)と西門川中学校(後藤直樹校長、27人)が今年度末で閉校する。創立は小学校は1892(明治25)年、中学校が1955(昭和30)年で、惜しまれつつ長い歴史に幕を下ろす。

 閉校記念式典は2月16日午前10時から。在校生や教職員、保護者、地域の人たち、卒業生、元職員らゆかりの人たち約700人が集い、長年親しまれてきた学びやに感謝の気持ちをささげる。閉校記念事業実行委員会(猪倉照央実行委員長)主催。

 これまでの卒業生は小学校が約2000人、中学校が約1500人。町内だけでなく県内外、国内外の各界で活躍する人材を輩出してきた。

 児童生徒数は、小学校が1960年代には300人を超え、中学校も1970年代初めに約100人とピークを迎えた。その後、徐々に減少。さらに少子高齢化が進む中、減少に歯止めを掛けることはできなかった。

 今後も地区在住の児童生徒や新入児童生徒の増加が見込めず、「児童、生徒の教育環境を第一に考える」として統廃合、閉校の苦渋の決断を迫られるに至った。

 閉校記念式典では教育委員会の式辞に続き、町長、両校長らがあいさつ。児童生徒代表から各校長、教育長に校旗を返還する。児童生徒による閉校の言葉の後、両校の校歌を全員で斉唱する。式典後の午前11時30分からは運動場南側で記念碑除幕式、正午からは体育館でお別れの会も開かれる。

 式典を前に猪倉実行委員長は、「閉校記念式典、お別れの会で楽しかった思い出など昔をしのんでいただければありがたい。子どもたちの声が聞こえなくなるのは寂しいが、みんなでアイデアを出し合い、跡地の有効活用を当局にはお願いしたい」と、地域と共に歩んできた両校への思いを語る。

 吉田校長は「長年にわたり地域に支えられ、地域と共に歩んできた学校。すべての児童に対し、いつも温かく接し、ご支援いただいたことで、ふるさとを愛する心と思いやりの心をしっかり育むことができた。児童が西門川小で学んだことに胸を張り、はつらつとした態度で新しい生活をしていくことを期待している」。

 後藤校長は、「今日までの歴史の重さと、1500人近い卒業生の母校に対する心情を思う時、残念であり、また悲しい思い。閉校が決まって以来、寂しい思いに負けることなく、歴史に恥じない教育活動、西門川ならではの教育を推進してきた。さまざまな行事で、生徒たちは最後の西門川中生であるという自覚と誇りを持って取り組み、その大役を見事に果たしてきたと自負している」と話す。

◆閉校記念誌発行へ

 両校の閉校に伴い、閉校記念誌を発行する。卒業年度ごとの記念写真や沿革誌などを掲載。現在、編集作業が行われている。

 閉校記念式典や閉校記念碑の除幕式、お別れの会の様子なども掲載予定のため、3月から印刷を開始、5月末の発行になるという。1冊2千円(税込み)で予約販売。「購入希望者は早めの申し込みを」と呼び掛けている。

 問い合わせは小学校(電話門川64・1004)、中学校(電話門川64・1031)。


□閉校までの経緯

 両校の閉校については、町教育委員会が2007年度に諮問機関「門川町の教育を考える推進懇話会」を通じて地元へ提起。翌08年、「現段階では存続したいが、5年後の13年度に再度検討し判断する」と答申した。

 これを受け、町教委は地区住民を中心とした「西門川小・中学校存続統廃合検討委員会」に再び諮問。同委員会は14年1月、「6年後をめどに西門川小と西門川中学校を、一緒に統廃合することが望ましい」と答申した。
 
 さらに町教委は同年2月、答申を住民の意見として重く受け止め、「6年後の20年3月末日を持って統廃合する」という長期計画方針を決定。町議会や地元住民、保護者らに報告した。

 17年8月、一部の町民から2校の存続を求める陳情書が町議会議長宛てに提出されるなど、存続を求める動きもあったが、同年9月の町議会で統廃合に向け関連する条例改正案を賛成多数で可決。小学校は五十鈴小に、中学校は門川中に統廃合されることが正式に決まった。

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