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ベガルタ仙台延岡キャンプ「20年の絆」(上)

本紙掲載日:2020-02-06
9面
西階陸上競技場に並ぶ協賛企業の看板。今年は94社が支援している
2010年のキャンプの様子。この年初めてスポンサー看板が設置された

キャンプつないだスポンサー看板

◆県内企業94社が支援

 「キャンプ地を探していたベガルタが、たまたま縁あって延岡に来るようになった。1年、また1年と続けてきたら、気付けば20年になっていた」。

 そう語るのは、延岡市サッカー協会の蓑田征一会長。時にはJ2降格を悲しみ、時にはJ1昇格を喜び、市内の関係者はチームとともに長年歩んできた。

 キャンプが始まったのは2001年。当時はJ2だった。同じJ2の大分トリニータも延岡キャンプを行っており、チームは入れ替わる形でキャンプイン。この年2位でリーグを終え、J1昇格を決めた。チームにとって延岡は縁起のいい場所でもある。

 J1最初の02年は13位でリーグを終えたものの、翌年は15位。J2に降格した。そこから長く抜け出せずにいたが09年、ついにリーグ優勝。J1昇格を勝ち取った。以降は定着し、国内最高峰の舞台で経験を重ねている。

 延岡キャンプは2010年、大きな変化があった。市や協会によると「10周年を機にキャンプ地をほかに移すという話があった」。危機感を強めた関係者らは打開する策を考えたという。そこで取り組み始めたのが、西階陸上競技場へのスポンサー看板の設置だ。

 ヒントとなったのは、陸上中長距離の祭典「ゴールデンゲームズinのべおか」。名物応援に欠かせない協賛企業の看板だった。「延岡方式」を取り入れることで、多くの市民が応援していることを前面に打ち出した。

 この年は募集する期間が短く、集まったのは18社のみ。それでも全国に類を見ない取り組みは大いに喜ばれた。当時の社長が、協賛した企業全てを訪問し感謝を伝えたことが、その効果を物語っている。

 その年、市保健体育課で中心的な役割を担っていた高橋一善さん(61)は「行政ではなく、看板は地元企業の支援。市民が応援していることは十分に伝わったはず。新たな10年に向けてのスタートにできた」と語る。

 年々規模は大きくなり、今では県北を中心とした県内企業94社がチームを支えている。

 加えて、協会がスタッフとの関係を大事にしてきたことも大きい。キャンプ前にはライン引きなどの会場設営を行い、期間中は毎日のように足を運び、チームの要望など確認する。練習試合のボールボーイも担ってきた。

 中川勝博理事長は「監督やスタッフが『地元に帰ってきたような感覚』と話してくれる。それがうれしくてやってきた。正直ここまで続くとは思わなかった」

 今季、チームは新体制となり、木山隆之監督を迎えた。「今からパイプづくりになる。やってきたことをやり続けることが大事」と中川理事長。20周年で終わらせないためにも、新たな関係構築が必要だ。

 ベガルタ仙台が延岡で春季キャンプを行うようになって20年。節目を記念しこれまでの歴史を振り返り、改めてその意義について考える。

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