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2020年新春インタビュー(23)−谷平興二延岡観光協会会長

本紙掲載日:2020-02-07
1面

流動人口増へ−市民力を結集

◆工都と観光の二枚看板で頑張ろう

−−会長就任から8年、手応えを教えてください。

 就任して一番驚いたのは「延岡は何もない」という言葉でした。会う人みなさんがまるで呪文のように大合唱です。観光という視点で延岡を詳しく知らねばならないと強く決意しました。

 勉強し、現地に行き、食べ物をたくさん食べました。延岡には美しい自然や楽しいアウトドア、旭化成の産業遺産、城下町延岡の歴史、そして先賢たち、全国どこにも負けないおいしい食べ物、何より日本人が最も敬愛する天皇家の祖ニニギノミコトの御陵墓があります。こんなに宝物があるのに、なぜ私たちは気づかなかったのか。今となっては不思議でなりません。

 8年をかけて観光延岡の商品がそろいました。観光の5本柱を「延岡いちばん」シリーズとして夕刊デイリー新聞に掲載し、その記事をパンフレットにして5千部配布しました。現在、新たに5千部を追加で配っている最中です。「延岡は素晴らしい」―これが私の8年間の結論です。

 年間400回以上におよぶ行事や会議に参加する中、観光協会の役員はもちろん市民の協力を強く感じています。2月から始まる花物語も千人を超える人たちが応援してくれています。延岡はまぎれもなく「横綱観光地」です。私たちが今まで知らなかった、気づかなかっただけです。しっかりと理解し、一度心に火がつけば、延岡市民はすごい。延岡の市民力は観光の一番の宝物です。

 近年、明らかに観光客が増加していると実感しています。伊勢えびや岩ガキ、あゆやな、ゴールデンゲームズ、ラグビーのヤマハのキャンプもスタンドにたくさんの観客が入りました。花物語やお大師さん、十日えびすも昨年は例年の倍近い人出でした。観光地らしい風景が生まれてきていますね。

−−外国人旅行者の誘客、近隣市町村との関わり、連携について教えてください。

 今、特に力を入れてPRしているのが「神話」です。高千穂は天孫降臨、日向は神武天皇のお舟出で有名ですが、延岡にも西郷隆盛宿陣跡資料館と隣接するニニギノミコトの御陵墓があります。西郷さんと天皇家の祖であるニニギノミコトの時空を超えた奇跡の出会いを目で見ることができます。NHKで「西郷どん」が放映された一昨年は、3万人超の観光客が来延しました。

 神話をテーマにした近隣市町村との連携は、大きな可能性がありますね。特に高千穂には年間140万人もの観光客が訪れます。この膨大な数を延岡に下ろせばいいんです。

 ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメ、その子どもの海幸彦と山幸彦、その孫の神武天皇が生まれ暮らした延岡が認知されれば、高千穂や日向とつながり、壮大な神話絵巻物が完成します。現在、2市1町で神話研究会を立ち上げています。2月には宮崎県北が日向神話の本舞台であるとした本が発売されます。胸躍る話で、楽しみにしております。

 高千穂には多くの外国人観光客が来ています。自転車で高千穂を出発し、延岡、日向で乗り捨てできれば、車の少なくなった旧道で美しい景色を見ながらの神話の旅を満喫してもらえるのではと思っています。

 台湾や香港、タイなどについては専任の観光大使やプロジェクトを立ち上げて努力しています。2月には延岡、日向、高千穂を中心にしたタイ映画の撮影も始まります。花物語会場で撮影がスタートします。

−−今年の抱負を聞かせてください。

 少子高齢化や人口減少が続く現在、「300〜500億円ほどのお金が回るシステム」をつくる必要があります。定住人口の増加が難しい中、流動人口を増やすために日本一の市民力を結集することは可能だと思います。元気延岡復活には観光以外ないと思っています。市民の皆さん、「延岡には何でもあります」「観光協会へ行こう」を合言葉に、工都延岡と観光の町延岡の二枚看板で一緒に頑張りましょう。

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