動画制作、協力し合って

みんなでドローン撮影会−北川小１００周年記念事業

◆卒業生や地域も参加−校庭に人文字

　１００周年を迎える延岡市の北川小学校（長友久満校長、１１７人）は１日、記念事業の一環として「ドローン撮影会」を実施した。未就学児から、５０年以上前に卒業したＯＢ・ＯＧ約２５０人が参加し、人文字をつくり上げた。

　同校は１９２０年７月、現在の場所に北川尋常高等小学校として新設。今年７月で丸１００年になる。昨年１０月に創立１００周年記念事業実行委員会を立ち上げ、「北川の歴史と伝統を未来につなげる記念事業」「みんなで作る記念事業」の二つをスローガンに、「在校生や保護者だけでなく、地域住民や卒業生にとって思い出に残る事業を」と計画してきた。

　今回の撮影会は事業の第１弾。３月に卒業する６年生を「何とか入れたい」という実行委員会の思いがあり、この時期に実施した。４月に入学してくる町内の年長児も参加した。

　保護者や地域住民は実行委員会が用意した黄色のビニール袋をかぶり、グラウンドに青い石灰で描いた「北川小」の文字、体操着姿の小学生が描いた「１００」の文字を囲った。

　現場監督も、ドローンの操縦も、全て保護者や地域住民が担当。参加者は実行委員の指示に従って静止したり手を振ったりし、約３０分かけて航空写真と動画の撮影を終えた。随所に手作り感が満載、温かみがあふれ、終始笑顔が絶えない撮影会になった。

　実行委員会によると、１１月１日に記念式典を計画している。