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ベガルタ仙台延岡キャンプ「20年の絆」(下)

本紙掲載日:2020-02-08
9面
仙台のホームゲームでエスコートキッズを務めた延岡の子どもたち(2018年)
東日本大震災で被災した石巻市の大川小学校など見学した(2018年)

16年続く地域間交流


◆招待で生観戦や被災地見学

 延岡と仙台、両市の関係者によると「歴史的なつながりは何も無い」。両市をつなぐのは、サッカーのキャンプ地の一つというだけ。それでもこの20年という月日が、つながった線を太く強くし、絆に変えてきた。

 地域間交流事業は2004年から、キャンプ地の縁で始まった。チームとその支援団体ベガルタ仙台ホームタウン協議会の招待で毎年夏、延岡から小学6年生の選抜チームを仙台へ派遣している。

 サッカー専用競技場のユアテックスタジアムで仙台の選抜チームと対戦したり、Jリーグの試合前には、選手と手をつないで入場する「エスコートキッズ」を体験。プロの試合を生観戦するなど、他地域の子どもがうらやむような時間を過ごす。

 仙台市によると、これまでに200人以上が訪れたという。帯同する市サッカー協会の太田隆裕事務局長は「代え難い貴重な経験をさせてもらっている。子どもたちには受け入れに感謝の気持ちを持ち、大きな財産にしてほしい」と呼び掛ける。

 東日本大震災以降は、象徴的な被災地も見学。滞在は夏休み中の短い間だが、子どもたちにとってはサッカー以外にも大きな学びがある。また、4年に一度は仙台の選抜チームを延岡に招待し、親善試合も行っている。

 一方、キャンプ期間中の歓迎レセプションでは、子どもたちは選手にサインをもらったり、一緒に写真を撮ったりして交流。来賓の仙台市スポーツ振興課の及川徹課長は「仙台の子どもたちがここまで選手に近づけることはめったにない」と話し、その距離感に驚く。

 協会の中川勝博理事長は「今年はどんな選手が来ているのか事前に調べたり、子どもたちのキラキラした目が忘れられない」。キャンプ地として受け入れているとは言え、誠実に対応する選手たちに感謝する。

 今季から指揮する木山隆之監督は「選手時代、指導者になってから、いろんな所でキャンプしてきたが、こんなに熱烈な歓迎は記憶にない。同時に、仙台と延岡とのつながりの深さを実感する。これからも九州と東北の子どもたちの交流の一助になれれば」。自身初の延岡キャンプに好印象を持ったようだ。

 チームは昨年、創立25年の節目を迎え、記念事業「KIZUNA(絆)未来プロジェクト」をスタートした。市民・県民クラブとしての原点に立ち返り、これまでの絆をさらに深めていくという。

 キャンプの継続に向け、延岡では何ができるか。協会の蓑田征一会長は「自慢できることだし、続けていきたい。これまでの関係性から分かるように、人は心と心でつながるもの。30周年に向けてはこれから、新しい人たちが関係を築いていってほしい」。継続を願いつつ、今後の発展にも期待している。

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