山間部、厳しい冷え込み

国道２１８号−チェーン規制で〃検問〃も

　強い寒気が流れ込んだ影響で、１８日にかけて雪が降った西臼杵郡内。高千穂町三田井の中心部でも民家の屋根や車などに雪が積もり、一面の銀世界となった。

　積雪や路面凍結の影響で、山沿いを抜ける道路は広い範囲でチェーン規制となり、このうち同町押方の国道２１８号では１８日午前３時３０分ごろから７時まで、西臼杵支庁と高千穂署が〃検問〃を実施した。五ケ瀬町方面に向かう車がタイヤチェーンや、滑り止めタイヤを装着しているか確認。指示を受けてチェーンを付けるドライバーのほか、中には不携帯などで引き返する車も見られたという。

　同署によると、同１０時までにスリップとみられる自損事故が１件発生。けが人はなかったという。引き続き、積雪や路面凍結による事故への注意を呼び掛けている。

　積雪や路面凍結により、山間部の国道、県道では依然としてチェーン装着や通行止めの規制が続いている。

　県によると、チェーン規制中の国道は、高千穂町下野玄武山トンネル―同町河内熊本県境の国道３２５号、五ケ瀬町鞍岡の熊本県境―椎葉村下福良奥村の国道２６５号など。

　県道では、日之影町分城―美郷町北郷区宇納間の県道２１０号宇納間日之影線、日向市東郷町下三ケ新渡川橋―美郷町南郷区中渡川山草橋の県道２３４号中渡川下三ケ線などとなっている。

　また、五ケ瀬町三ケ所広木野―諸塚村七ツ山飯干間の国道５０３号は当分の間、通行止めとなっている（いずれも１８日午前１１時現在）。


◆高千穂町、４小中学校で臨時休校

　西臼杵３町の教育委員会によると、この雪の影響で高千穂町の４小中学校が臨時休校、小学校１校が午前１０時登校、五ケ瀬町の小学校１校が同９時登校の措置を取った。


◆速日の峰も雪化粧

　延岡市北方町の速日の峰（標高８６８メートル）は１８日、山頂から斜面にかけてうっすらと雪化粧し、日差しを浴びて白銀色に輝く様子が市街地から見られた。