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9種目全て1級合格

本紙掲載日:2020-02-20
3面
完全制覇を達成した森本優伽さん

県内初、延岡商3年森本優伽さん

◆全国商業高校協会主催の検定

 延岡商業高校3年の森本優伽さん(商業科・岡富中出身)が、全国商業高等学校協会が主催する検定9種目の全てで1級に合格した。2009年に9種目になって以来、宮崎県内では初。「高校時代に達成でき、自分の自信になった」と快挙を喜んでいる。

 9種目の全て1級に合格する「完全制覇」は、全国でも年間50人ほどしかいない超難関。「簿記実務」「情報処理」など、商業に特化した8種目と「英語検定」があり、各種目、年に1〜2回しか受験機会がない。

 1年時に、学科で決められた検定1種目を受験し合格。2年の途中ごろから「検定を受けて自分の力を試してみたい」と自主的に受験するようになった。完全制覇を意識したのは「3年生になってから」。放課後、毎日午後8時30分ごろまで学校に残り、休日も学校で勉強した。

 森本さんにとって最後の種目になった「情報処理検定試験(プログラミング情報部門)」は、籍を置く商業科では全く習わない内容。情報処理が専門で、森本さんが所属する簿記部顧問の田牧直美教諭に基礎から教わり、何度も繰り返し問題を解いて対策を練った。毎日遅くまで残り、森本さんの頑張りを見守っていた田牧教諭は「もしかしてと思っていた。(合格を知り)うれしかったが、頑張ったのは本人」と「人一倍努力する」教え子の頑張りをたたえた。

 また、9種目以外に、実用英語技能検定2級、日商簿記検定2級も取得。平均して月に1回は検定を受験するような状況にもかかわらず、9種目を含めて失敗したのは3回だけという。1回目を失敗した「そろばん」と「実用英語技能検定」は苦手意識もあったが、校内でそれぞれを専門としている先生に習いに行き、一対一の課外授業を毎日お願いして勉強するなどし、合格に結びつけた。同科主任の山中章彦教諭は「彼女の努力と、周りでサポートできる素晴らしい先生方との出会いがうまくマッチしたのではないか」と振り返る。

 「報告したい先生がたくさんいる」と笑う森本さんの将来の夢は「商業の教員」になること。4月から山口大学経済学部へ進学が決まっており、在学中の教員免許取得と、日商簿記検定1級の合格を目指す。

 大学で普通科から進学する人と一緒に学ぶことを念頭に「商業系の科目は極めて進学したい」と目標を定め、今回の快挙につなげた森本さん。自信も付き、「新たに目標を立ててそれに向かって頑張っていこう」と次を見据えた。宅習期間中の現在も、3月に受験予定の検定合格に向けて学校で勉強中だ。

 田牧教諭は「これからもいろんなことにチャレンジしてほしい。そして将来、学んだことを宮崎の子どもたちに還元してもらえれば」とエールを送っていた。

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