日向市長選迫る−１５日告示、２２日投開票

現職、新人の一騎打ちか

　任期満了（３月３０日）に伴う日向市長選挙は１５日に告示される。これまでに現職の十屋幸平氏（６５）と、新人で主婦の竹花恭子氏（５７）＝いずれも無所属＝の２人が立候補を表明。市政の継続か刷新かを問う一騎打ちとなる公算が大きい。投開票は２２日。

　十屋氏は市議、県議を経て前回の市長選に初当選し、現在１期目。昨年９月の市議会定例会で立候補を表明した。企業誘致や避難タワーなど避難施設の整備、市内全小中学校へのエアコン設置など４年間の実績を強調し、「これまで培ってきた実績や経験、人脈などを生かし、次期も引き続き市政運営を担わせていただきたい」と市政継続を訴える。

　竹花氏は名古屋市出身。電子部品メーカー就職後、結婚を経て、夫の仕事の関係で宝塚市から１７年８月、同市に転入した。昨年１２月末に出馬を表明。「１８〜２５歳の人口が少ないと知り、このままでは人口減に拍車が掛かると危機意識が芽生えた」と述べ、「総合体育館計画の見直し、企業誘致の推進、環境保全などに取り組みたい」と刷新を訴える。

　立候補の届け出は１５日午前８時３０分から市役所委員会室で受け付ける（同９時３０分以降は市選挙管理委員会事務局）。午後５時まで。

　期日前投票は市役所１階市民ホール（１６〜２１日午前８時３０分〜午後８時）、イオン日向店２階ゆうゆう広場（１６、１７日午前１０時〜午後８時）、東郷体育館第１研修室（１９〜２１日午前９時〜午後７時）の３カ所。

　投票は市内５１カ所に設ける投票所で同２２日午前７時から午後７時（東郷町越表区の田口八ツ山集会所のみ午後６時まで）。開票は午後８時２０分から市体育センターで行う。

　前回の市長選は現職と県・市議経験者との保守系同士の対決に有権者の関心は高く、投票率は５７・８１％。過去最低だった前々回の４３・５４％を１４・２７ポイント上回った。

　同市の３月２日現在の選挙人名簿登録者数は５万７１５人（男性２万３９６８人、女性２万６７４７人）。