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好奇心持ち、一生懸命

本紙掲載日:2020-03-09
7面
児童を前に熱心に話をする武田さん
話に聞き入る児童たち
武田さんの指導で友禅染を体験

武田弘子さん生き生き活動伝える−延岡

◆浦城小で「よのなか教室」

 延岡市の浦城小学校(喜多直人校長)は2月27日、4〜6年生6人を対象に「よのなか教室」を開いた。テーマは、「生き生きと活動している高齢者の話を聞こう」。多彩な地域貢献活動で2019年度に同市文化功労者に選ばれた武田弘子さん(79)=南一ケ岡在住=が授業をした。

 武田さんは、友禅染作家として県北で数多くの弟子を指導する他、2010年に発足した日本宇宙少年団延岡分団の副団長、NPO法人コノハナロード市民応援隊コットン部門リーダーとして、五ケ瀬川堤防(同市野地町)の環境美化を通じた地域おこし活動に取り組むなど、幅広い分野で活躍している。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の青い訓練服姿で登場した武田さんは、「私が目で見たこと、耳で聞いたこと、自分で体験したことの三つをお話しします」と始めた。

 友禅染を始めたきっかけは、20年ほど前、近所の人からの誘い。3年間打ち込んで指導者の資格を取り、自宅、一ケ岡、高千穂、宇納間(美郷町北郷)の4教室で教えるようになった。07年には、文化庁の助成事業「伝統文化こども教室」に、友禅染では全国で初めて認可され、延岡小、一ケ岡小、伊形小の児童たちに指導した。

 宇宙少年団関係では、72歳の時(13年)に筑波宇宙センターで宇宙飛行士の模擬訓練を受け、女性では最高齢(当時)の体験者だったことや、JAXAが打ち上げた人工衛星「あかつき」に友禅染教室生の作品53枚が搭載されたことなどを、写真を示しながら笑顔で紹介した。

 野地町の五ケ瀬川堤防では、多くの仲間と一緒に「コットンロード」づくり、「アサギマダラの道の駅」づくりなどに熱心に取り組む。

 さらに現在も、たくさんのことに興味を持っているという。何歳になっても好奇心を持って全力で取り組むことの大切さを身を持って示した。

 そして、「何でも一生懸命やれば上達します。上達すれば好きになります。好きになれば楽しくなり、楽しくなればいつの間にか結果がついてきます」「夢を持ち続けて努力すればかなえられます」と言葉に力を込めた。児童たちは興味深く聞き入った。

◆児童が友禅染を体験−トートバッグに染め付け

 話の後は友禅染の体験。着物にかぐや姫とオシドリを描いた武田さんの作品を鑑賞した後、無地のトートバッグをキャンバスに、染め付けに挑んだ。「染料が他の所に付いたら、なかなか落ちません」という武田さんのアドバイスに注意しながら、梅の型紙を使って、筆で色を塗る作業を楽しんでいた。

 多彩なテーマの話と体験を交えた授業に、児童たちも笑顔。5年生の長濱宙斗さんは「武田さんのお話は面白かった。夢はいくつになってもかなえられるんだなと思った。それに、一つのことをきっかけに、別のことにやることを広げられるのがすごい。僕も綿(コットン)を植えてみたい」と話していた。

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