高齢者肺炎球菌ワクチン

対象者に助成、３１日まで−延岡市

　延岡市は、２０１９年度の高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の実施期間が３１日までのため、対象者に接種を呼び掛けている。対象者は今年度の接種のみ公費助成があり、同市では２５００円（生活保護受給者は無料）で受けられる。

　悪性新生物（ガン）などとともに日本人の死因上位の肺炎は、特に高齢者の場合、日ごろ元気でもちょっとしたきっかけで発症し、悪化することがある。ワクチン接種により、発症や重症化を抑えられるため、市が接種を公費助成している。

　対象は６５歳、７０歳、７５歳、８０歳、８５歳、９０歳、９５歳、１００歳以上で、過去に「２３価肺炎球菌ワクチン」を接種したことがない人。６０〜６５歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能に身辺の日常生活が極度に制限される障害がある人などは、費用助成の対象になる場合がある。

　年齢と生年月日は６５歳（１９５４年４月４月２日〜５５年４月１日）▽７０歳（４９年４月２日〜５０年４月１日）▽７５歳（４４年４月２日〜４５年４月１日）▽８０歳（３９年４月２日〜４０年４月１日）▽８５歳（３４年４月２日〜３５年４月１日）▽９０歳（２９年４月２日〜３０年４月１日）▽９５歳（２４年４月２日〜２５年４月１日）▽１００歳以上（２０年４月１日以前）。

　接種を受ける場合は県内の医療機関に予約をした上で、対象者に発送されたはがきと、年齢が確認できるもの（健康保険証など）を持参する。

　高齢者肺炎球菌ワクチンの公費助成は、延岡市以外の自治体も行っている。公費助成の有無や助成額、実施期間などがそれぞれ異なるため、居住する市町村の担当窓口などで確認する。

　問い合わせは延岡市健康増進課（電話延岡２２・７０１４）、または居住する市町村の担当窓口まで。