感染者増を想定、対策確認−新型コロナ
本紙掲載日：2020-03-11
3面
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２回目の関係会議
医療や行政など関係機関による第２回新型コロナウイルス感染症関係対策会議が１０日、延岡保健所で行われ、国内で患者数が大幅に増えた時に備え、必要な医療体制や市民生活維持のための対策を確認した。
会合には同保健所や延岡市、同市医師会、同市歯科医師会、九州保健福祉大学などから２４人が出席。同保健所の岩本直安所長は「この３カ月、世界で１００カ国に広がり、感染者数は１０万人を超えた。好むと好まざるとにかかわらず長期戦でやっていかざるを得ない。各地で対策がうまくいっているところは取り入れていく必要がある」と述べた。
医療体制や市民生活維持のための対策では、現段階を「医療提供など必要な体制を整える準備期間」とし、正確で分かりやすい情報提供や感染対策を徹底。患者が大幅に増えた場合の医療体制については、「外来対応は、一般の医療機関で診療時間や動線を区分するなど感染対策を講じた上で、感染を疑う患者を受け入れる必要が出てくる」としている。
２月２７日の第１回会議で確認した重要目標「社会的弱者や重症患者を守りつつ、地域医療体制と住民の日常生活の維持を図る」については、より具体的にするため、重要業績評価指標を設定。�―転鼻�死亡者数の最少化��感染機会のリスク軽減��パニックや偏見・差別の回避―を掲げた。
会議ではまた、医師会や九保大、県立延岡病院、旭化成などが感染拡大防止策や社内での情報発信など取り組み状況を説明した。