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3月は自殺対策強化月間

本紙掲載日:2020-03-12
2面
自殺予防啓発街頭キャンペーン

一人で悩まず相談を−イオン延岡でキャンペーン

 3月の「自殺対策強化月間」に合わせ、県と延岡市などは10日、同市のイオン延岡店で自殺予防啓発街頭キャンペーンを実施、来店客にパンフレットを配った。担当者は「一人で悩まないで、まず相談を」と呼び掛けている。

 県福祉保健課によると、本県の自殺者数は2007年の394人をピークに減少傾向にあったが、18年は204人と前年比5人増となった。自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は全国平均を一貫して上回っており、18年は19・0人と全国で7番目に高くなっている。

 男女別では男性が女性の約2・5倍。年代別では60代が最も多く、次いで70代、50代となっている。

 キャンペーンでは、14日に実施するワンストップ相談会のチラシ、家庭・学校、経済・生活、労働などの問題に応じる相談先を一覧にした「こころの電話帳」などを配布した。

 同課の渡邊祥一郎主査は「一人で悩まずに相談することも大切だが、家族や友人、同僚など周囲の人が心身の不調に気づくことで自殺を防ぐことができる」と話していた。

 ワンストップ相談会は14日午前10時30分から午後4時まで、宮崎市大塚台西のハローワークプラザ宮崎であり、法律や経済、健康、福祉などの関係団体が相談に応じる。相談無料。

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