部長職、５人が昇任−日向市異動

森林経営係の新設など組織改編

　日向市は２５日、４月１日付の職員人事異動を発表した。異動数は部長職５人、課長職２０人を含む計１５４人。

　部長職は異動者５人全員、課長職は同２０人のうち９人が昇任者。昇任する部長職は、商工観光部長に黒木升男総合政策課長（５５）、建設部長に古谷政幸都市政策課長（５６）、上下水道局長兼水道課長に日高章司職員課長（５６）、教育部長兼教育総務課長に小林英明学校教育課長（５６）、消防長に松木嚴生消防次長（５６）。

　職員の新規採用は２４人（うち１人は医師採用）で、退職者は部長職６人を含め３１人。総数は５８５人となり、前年より７人減った。

　組織改編では、公共施設マネジメントを推進する目的で、農林水産部内の林業水産課に「森林経営係」を新設した。森林環境譲与税を活用した事業を効果的、効率的に進め、適正な森林管理を行うことが狙い。同課には従来の「林業振興係」「林業土木係」「地籍調査係」「水産振興係」に同係が加わり、５係となる。

　このほか、総合政策課と建築住宅課空屋対策推進室で行ってきた空き家に関する業務を同空屋対策推進室に一元化。農業集落排水事業特別会計が公営企業会計適用になることに伴い、農業集落排水施設に関する業務を農業畜産課から下水道課に移管する。また、一般ごみ収集業務のすべてを４月１日から民間委託することから、環境政策課内の事務分掌（主な担当事務）の見直しを行う。
部長級の異動と退職者は次の通り（かっこ内は前職）。

【部長級】商工観光部長（総合政策課長）黒木升男▽建設部長（都市政策課長）古谷政幸▽上下水道局長兼水道課長（職員課長）日高章司▽教育部長兼教育総務課長（学校教育課長）小林英明▽消防長（消防次長）松木嚴生

【退職者】福田幸一（商工観光部長）中島克彦（建設部長）中城慎一郎（上下水道局長）稲田利文（教育部長）吉村博（消防長）。