コープみやざき北小路店起工式

延岡市内２店目−１０月末以降の開店を予定

　生活協同組合コープみやざき（本部・宮崎市、真方和男理事長、和田裕子会長）が出店を予定している「コープみやざき北小路店」の起工式が３日、延岡市北小路の宮崎銀行祇園町支店横（旧ダイエー跡地）であった。同市内では浜町店に次ぐ２店目、県内では１６店目。

　式には関係者約４０人が出席。今山八幡宮の伊藤俊郁宮司による神事が行われ、同組合の河田公克専務理事が刈初の儀を行い、和田会長らが玉串をささげるなどして工事期間中の安全、滞りない完成を願った。

　コープみやざき北小路店は１０月末以降の店舗完成、開店を予定。敷地面積は約２４００坪（７９４０平方メートル）、延べ床面積は約９００坪（２９７５平方メートル）の一部２階建てで、駐車場は地上と屋上に計２００台分ほどを確保する。

　外装は城下町をイメージさせる黒基調。隣接する宮崎銀行祇園町支店との協調、景観を考慮しており、落ち着いた雰囲気を感じさせるデザインとなっている。

　営業時間は毎日午前１０時〜午後８時。浜町店と同規模の食料品や日用品を取りそろえるほか、購入した商品を飲食でき、お茶などを無料提供する「くつろぎコーナー」、オストメイト（人工肛門・人工ぼうこう造設者）対応の多目的トイレなどを設置する。

　コープみやざきによると、売り上げ目標は年間約１２億円。出店に合わせて地元から８０〜９０人の新規雇用を予定しているという。和田会長は「組合創設から４７年、店舗事業開始から３２年で培ったノウハウを集結させた店になる。今からわくわくしている」。現在、近隣地域を中心に出店案内を行っている西村清志店長は「ベーカリーをぜひ出してほしいと具体的な要望も多い。大型店舗の開店にとても大きな期待をいただいていると感じる。高速バスのバス停も隣接しているので、延岡土産にも利用してもらえると思う」と話した。