目指せ！〃なでしこ〃

カメリアＦＣ−中３の８人が卒団

　延岡市の女子サッカーチーム「プリンセス・カメリアＦＣ」（長浜信義監督）の卒団式が３月２７日、同市緑ケ丘の聖心ウルスラ学園体育館で行われ、県内外の高校サッカー部に進み、〃なでしこ〃を目指す、中学３年生の団員８人を送り出した。

　新型コロナウイルスの拡散に配慮して送別会などは中止とし、最後の練習のみ、換気設備の整った同学園の新体育館で行った。

　ミニゲームを楽しんだ後、長浜監督が「４月からそれぞれ新しい環境でサッカーを続けることになりますが、ぜひレギュラーを取り、全国大会に出場してください」と激励。これに対し、岩本優菜主将が、カメリアが出場したＵ１５九州大会などを振り返り「高校では必ずレギュラーを取ります」と誓い、卒団生一人一人がお世話になった監督やコーチに感謝の言葉を述べた。

　昨年６月に鹿児島市で開かれたＵ１５九州大会に県代表で出場したカメリアは、１回戦でＮＪＳＳ（長崎）に５―４で勝ったものの、次の神村学園中等部（鹿児島）に敗れ、全国大会出場はならなかったが、大会後、九州各県の強豪校から入団の誘いが相次ぎ、岩本主将と松木葵、黒木萌衣の３選手が大分県の柳ケ浦高校、高木天菜選手が宮崎日大高校に進み、草野璃利香、小園鈴、馬崎心美、小八重春菜の４選手は地元に残り、昨年女子サッカー部が発足した聖心ウルスラ学園高校に進学することが決まった。聖心ウルスラは今春、７人の部員が加入、部員数が９人となり、公式戦に出場できるメンバーがそろう。