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門川町の峯さん「mine」を創業

本紙掲載日:2020-04-11
3面
株式会社「mine(マイン)」を設立した峯さん

高齢女性を笑顔に−全国初、化粧療法をレクリエーションに

◆女性起業家支援ファンドが投資

 門川町の峯久美子さん(62)は3日、「化粧療法レクリエーション」を展開するmine(マイン)を創業させ、事業をスタートさせた。宮崎銀行(杉田浩二頭取)と宮銀ベンチャーキャピタル(今井正己代表)が共同で設立した「みやぎん女性起業家支援ファンド」が投資した。同銀行によると、「化粧療法をレクリエーションとして取り組むのは全国初」という。峯さんは、女性のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を向上させ、地域の活性化や健康寿命の延伸などを目指す。

 昨年、峯さんは宮崎銀行の「女性起業家ビジネスプランコンテストW−ingMIYAZAKI」に出場、奨励賞を受賞した。同ファンドが投資するのは7例目だが、コンテスト出場者への投資は今回が初めて。化粧療法レクリエーション活動の普及で認知症の予防・改善による医療費・介護費の負担軽減などが期待できるという。

 化粧療法とは、メークなどを通して心身機能を維持、向上させ、介護予防や健康寿命の延伸を目指す療法。峯さんはこの療法を高齢女性を主な対象にし楽しくできるように発展させた。自ら手を動かしてメークすることで筋力や口腔(こうくう)機能が高まるほか、脳や精神面にも良い影響を及ぼすと言われている。効果を実証した研究もあるという。

 化粧品販売会社に勤めていた峯さんは業務の傍ら、メークアップアーティストやビジネスに役立つ「パフォーマンス学」のインストラクターなど多くの資格を取得。日本スキンケア協会の認定を受けて宮崎ビューティーアカデミー学校を開校し、求職者支援訓練の講師を務めるなど美容分野をベースに幅広く活動してきた。

 その中で、外見の変化によって内面も変わった受講者の姿を目の当たりにし、美容の力を実感。定年後は専門知識を生かし、同校の取り組みとして日向市のデイサービス「よつ葉」で、女性利用者を対象に同レクリエーションを行っている。

 認知症を抱えていた女性がおしゃべりになったり、笑うようになるなど見違える利用者が増えたことで、その有用性を再確認。「第二の人生は地域に貢献したい」との思いに投資の後押しも加わり、事業化に至った。

 社名の「mine」は自身の姓をローマ字化。英単語として「私のもの」という意味も持つため、「会社が『みんなのもの』として愛される存在になるように」との願いを込めて命名したという。

 事業では同レクリエーションのほか、インストラクターの人材育成、化粧品の委託製造と販売、起業を目指す女性のコンサルタントにも取り組む。5月には活動の広報、普及を行うNPO法人「日本化粧療法レクリエーション協会」も設立する。

 同銀行と同キャピタルは「雇用の創出や宮崎発の事業として県内外へ広がり、地方創生につながる可能性がある。施設とのマッチングなどの面でも応援したい」と期待を寄せる。

 幼少期に大阪府で暮らしていた峯さんは、両親の意向で日向市に住む祖母の家に1人で引っ越し、小学時代を2人で過ごした。祖母はその6年間が「人生で一番楽しかった」と言って他界したという。

 その経験が強く心に根付いており、自身は大の「おばあちゃん子」。「自分も若くはないが、おばあちゃんは放っておけない。優しい言葉を残してくれた祖母への恩返しの意味も込め、事業を進めていきたい」と笑顔で話している。

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