夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
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甲斐真由美さん「寅市つれづれ日記」出版−日向
日向市比良町のスイミングインストラクターで看護助手の甲斐真由美さん(49)が17日、認知症だった亡き祖父の介護体験記「寅市つれづれ日記」を出版した。甲斐さんは祖父井上寅市さんの命日でもあるこの日、宮崎市内の墓地を参り、墓前に出版を報告した。
甲斐さんは寅市さんが93歳で他界するまでの5年間、宮崎市へ仕事の合間に車や電車で通い、通院や食事、排せつなどを介助した。認知症のため何度も同じ話をしたり、寝ていて夜中に起きることもしばしばだったが、「その暮らし、認知症の世界を一緒に楽しんだ」という。
祖父とのやり取りやかけがえのない思い出を残してくれた感謝の気持ち、介護を通して学んだことなどを忘れないように、寅市さんが亡くなった直後から約2カ月かけ「落書き帳にまとめた」という。それに温かみのある筆文字や絵を添えた。
絵日記は勤務先の病院で話題に。地元の公民館や図書館にも置いてもらうと、「認知症のことが分かりやすい」「介護する側も頑張りすぎなくていいんだ」「心が軽くなった」などとさらに反響が広がった。
絵日記を紹介しながら介護体験について講演する機会も増えると、書籍化を望む声が高まり、「認知症に対する正しい理解が広がるきっかけになれば」と自費出版を決意。寅市さんの名前にちなみ、市社会福祉協議会や大学の職員、医師らで立ち上げたプロジェクトチーム「TigerOne(タイガー・ワン)」が中心となり、670冊分の先行予約を集め目標額100万円を達成した。
墓前で絵日記を広げながら寅市さんへの感謝を伝えた甲斐さんは、「本人は『俺はぼけてない。お前のためにぼけたふりをしていただけだ』と笑ってるんじゃないでしょうか」と目を細めた。
出版に際して、「認知症という前に、その人が生きてきた人生、背景があります。難しいとは思いますが、楽しんで介護し、苦しい時にはいろんな機関があるので頼って、無理をしないで頑張ってもらえたら」と思いを込めた。
◆後編の書籍化も
「寅市つれづれ日記」はB5判でフルカラー、全116ページで定価は税込み1500円。甲斐さんは、寅市さんが入院して息を引き取るまでを描いた絵日記の後編「じいちゃんありがとう」の書籍化も目指しており、タイガー・ワンは引き続き資金調達のための先行予約を受け付ける。
購入申し込みや問い合わせは日向市社会福祉協議会(電話日向52・2572)。