２２日から臨時休校

県北の公立小中学校

　緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、県北全ての公立小中学校は、きょうから５月６日まで臨時休校に入った。今月上旬に、各市町村で学校が再開されたばかりで、新入生にとっては入学して１週間ほどでの休校となった。
このうち延岡市は、休校前最後の登校となった２１日、児童生徒は午前中授業を受け、給食後下校した。

　延岡小学校（佐々木浩己校長、４０７人）の６年１組の教室では、帰りの会で、担任の島和教諭が期間中の宿題を一つ一つ丁寧に確認。感染防止対策として手洗いうがいの徹底、外出の自粛などを挙げ、「一人一人がみんなのために気を付けて過ごせれば、乗りきれると思う」と力を込めた。また、「みんなに会えないのは寂しいけど、おうちの中でできる楽しみを見つよう。５月７日からスタートできるといいよね。そのために頑張ろう」と呼び掛けた。

　夏田都季（つき）さん（６年１組）は「また休校になってしまったが、コロナにかからないように一人一人心掛けたい。宿題や勉強をして、友達に置いて行かれないように、おうちで静かに過ごしたい」、火宮圭太さん（６年２組）は「いつもは楽しみな気持ちでゴールデンウイークを迎えるが、今回は寂しい気持ち。好きなことである絵を描いたり、宿題をしたりして過ごしたい」とそれぞれ話した。２人からは不安な事として、「宮崎で人数が増えてしまったら、さらに休校が延びるのではないか」という声が聞かれた。

　佐々木校長は「（友達と遊んだりできず）かわいそうという気持ちが強い、頑張ってほしいな。自由に使える時間とプラスに捉え、自分がやりたいことに生かしてくれたらありがたいと思う」と話した。