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アサギマダラ、日向でも

本紙掲載日:2020-04-25
2面
米の山を散歩中に発見したアサギマダラ(提供写真)

撮影者の田崎さん「心が躍った」

 「もしやと思って調べたらアサギマダラでした」と話すのは日向市新生町の田崎登保さん(80)。散歩中に遭遇し、写真に収めた。

 アサギマダラは、日本全土や台湾などを大移動し、渡りチョウとして知られる。春から夏にかけて日本列島を北上、秋に南下するといい、県北でも多くの目撃情報がある。

 3年ほど前にも日向市の馬ケ背で目撃したという田崎さん。その時の様子を短歌にしたため、友人に披露したが「日向におるかねぇ?」と半信半疑の反応をされたという。

 写真を収めたのは24日の午前10時ごろ。妻と二人で米の山を散歩していたところ、アザミに止まる2匹のチョウを見つけた。その際は、「きれいなチョウがいる」と何気なく携帯電話のカメラで撮影をして帰宅した。

 しかし、印象的な模様やチョウがとまっていた花をふと思い返し、「そういえば馬ケ背でもアザミにとまっていた」。図鑑で調べたところ、アサギマダラだった。

 「新型コロナウイルス(の影響)で世の中が沈んでいる中、心が躍った。今度は写真を撮ったから、友人たちにも信じてもらえるはず」とうれしそうに話した。

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