コロナ感染防止に役立てて

◆和光産業、延岡市にマスク１万枚

　延岡市古城町の不動産業「和光産業」（児玉雄二社長）は１４日、新型コロナウイルス感染拡大防止に役立ててもらおうと、市にマスク５千枚を贈った。

　市役所で寄贈式があり、目録を手渡した児玉社長は「何かできないかと考えてきた。一刻も早く収束することを願っている」とあいさつ。読谷山洋司市長は「マスクは十分に量が確保できていない。市民の命を守るために有効活用したい」と感謝した。

　同社はマスク４万枚を調達しており、日向市役所や県北の不動産会社、所属する倫理法人会、福祉施設や病院などにも寄贈するという。

◆延岡・山下新天街おかみさん会−手作りマスクで読谷山市長を激励

　延岡市の山下新天街おかみさん会（西沢清子会長）は１４日、読谷山洋司市長に手作りの布マスクを贈った。

　西沢会長は、自身が作ったマスク２枚を持参して市役所を訪問。読谷山市長に直接手渡し、「体を壊さないように頑張ってください」と激励した。

　一枚は、姉妹都市である福井県坂井市の特産品、越前織による「がんばろう延岡」のメッセージ入り。もう一枚は、大相撲幕内力士、琴恵光関の地元にちなみ、軍配のワッペンをあしらった。マスクを作るに当たって、さらしを立体的に縫い、洗っても型崩れしないようにしたという。

　「頑張っている市長を応援しているという気持ちを表すために作った」と西沢会長。読谷山市長は「これで感染対策もばっちりです」と感謝していた。

◆松野工業宮崎門川工場−門川町にマスク１万枚

　新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらおうと、ガラス製品の製造などを手掛ける松野工業（本社・大阪市、松野龍太郎社長）の宮崎門川工場（門川町南町、今西誠二工場長）は１４日、町にマスク１万枚を贈った。

　町役場であった贈呈式には今西工場長、ビーズ・マーブル製造課の渋谷裕二課長、同販売推進課の佐藤隆史課長、経営管理部人事総務課の吉本忠光主査が訪れ、安田修町長にマスクを手渡した。

　安田町長は「油断できない日々がこれからも続く。有効活用して町民が安心して生活できるよう努めたい」と感謝した。

　今西工場長は「マスク不足で困っているところで活用いただきたい。この苦難を乗り越えて、一日も早く元気な門川町に戻ってもらいたい」と、松野社長の思いも添えてあいさつした。

　寄贈されたマスクは、町内の医療機関や社会福祉施設などに配布するという。