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パリのアートフェアへ出品

本紙掲載日:2020-06-10
7面
パリで開催されるアートフェアに出品する井上恵子さん。作品は左から桜、虹の薔薇、ウイルス

井上恵子さん(延岡)の樹脂粘土作品

 延岡市松山町のクレイアーティスト井上恵子さんの作品が、10月に開催予定のフランスを代表するアートフェア「サロン・アート・ショッピング・パリ2020」に出品される。ルーブル美術館から地下通路で直結する大型商業施設「カルーゼル・ドゥ・ルーブル」を会場に、美術関係者やアートファンが集結するイベント。井上さんは「来場者が評価やコメントを付けてくれる。とても興味深い」と楽しみにしている。

◆3年連続の海外出品

 井上さんは、着色した樹脂粘土を棒状にして束ね、その断面にできる模様を使ったクレイアートに取り組んでいる。「金太郎あめ」のような状態にした粘土を薄くスライスしたシートをいくつも貼り付けて、とんぼ玉、お香立て、アクセサリーなどを作る。

 18年前にテレビで見たことをきっかけに通信教育で学び、インストラクターの資格も取得。雑貨だけでなく、アート性の高い作品も創作。延岡市美術展や県美術展でも入選・入賞したことで注目され、2018年にスイス、19年にフランス・パリで開催された日本関連イベントに出品した。

 スイスへ出品する際には、突然電話で参加依頼があり、「わたしの作品が?」と半信半疑のままお香立てとかんざしを送った。好評だったと報告を受けても「まだ信じられなかった」という。

 19年のパリでは現地に赴いた。日本各地から集まった出品者はバス3台分。東京ドーム3個分もある巨大な会場に人があふれていた。その中で井上さんの作品が大画面で紹介され、「日本的な細かい手作業や和の雰囲気に興味を持ってもらえた」。

 3年連続の海外出品となる今年も一度は断ったが、夫が「誰もが出せるようなことではない。やってみろ」と背中を押してくれた。前回のパリの直後から制作に着手。県美展の作品を再制作した「虹の薔薇(ばら)」、日本らしいものをと考えた「桜」、モノクロで構成した「ウイルス」の3作品を完成させた。「ウイルス」は新型コロナウイルス感染症の発生がきっかけではなく、それ以前に、モノクロの粘土での表現に挑んだ作品という。

 今回の会場はファッション業界の「パリ・コレ」の開催場所と同じ。映画「ダ・ヴィンチ・コード」で有名になったガラス製の逆ピラミッドがシンボルで、常に大勢の人であふれている。当日は学芸員やギャラリスト、マスコミなどが続々と来場する予定。日本の美意識が色濃く反映された作品が注目される。延期の場合は来年4月になるという。

 今年11月29日からは、延岡市幸町の風の菓子虎彦サロンでも個展を開催予定。「これからは方向性の違った作品にもチャレンジしていきたい」と話した。

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