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林業大学校の宿舎建設−美郷町

本紙掲載日:2020-06-18
3面
みやざき林業大学校の宿舎イメージ

24日に着工完成は来年1月

 美郷町は、同町西郷田代の「みやざき林業大学校」に通う研修生向けの宿舎を建設する。24日に地鎮祭を行う。来年1月5日に完成、同3月から3期生の入居をそれぞれ予定している。

 建設地は大学校から約1キロ離れた町有地。駐車場8台分を含む敷地面積は1537平方メートル。木造2階建て(延べ床面積311・49平方メートル)の建物を建設し、1Kの部屋10戸を設ける。建設費用は約9889万円。

 林業大学校には今年、2期生として県内をはじめ東京都や熊本県から18〜46歳の20人が入校した。林業の基礎や最新のICTを学ぶ座学、17種類の資格習得、育苗や間伐の実習などに取り組んでいる。

 20人中8人は町営住宅や借家、2人が自宅に住む一方、町内に賃貸物件が不足していることから半数は町外から通っている。このため、1年間の研修生活を安全安心に生活できる環境を確保することに加え、地域との関わりを深めてもらおうと宿舎を計画した。

 田中秀俊町長は、「長く林業大学校を続けていく中で研修生の住宅は大切。町に残ってもらうか、残らなくても交流・関係人口として今後も美郷を訪れてもらえればいい」と話した。

 町は、宿舎建設のほかに、林業組合や各事業所と研修生との交流会を設けて町への定住を図るという。

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