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19日から全地域の往来自由

本紙掲載日:2020-06-19
1面

除外した北九州市も可に−延岡市

 延岡市は18日、新型コロナウイルス感染症の影響で往来に慎重な対応を求めていた北九州市について、「感染が流行・拡大している地域」から除外した。市は19日から「要注意体制」に移行し、公共施設の利用やイベントの制限などを緩和。すべての都道府県をまたぐ往来が自由になる。

 市によると、県知事が17日の記者会見で、感染が流行・拡大している地域から北九州市を外したことを受け、除外した。今後、国や県が感染が流行・拡大している地域を指定した場合、改めてその指定地域との往来の自粛などを呼び掛けることがあるため、市民に理解と協力を求めている。

 市内では19日から、体育施設のトレーニングルーム(延岡市民体育館、北川体育館、西階陸上競技場)や市立図書館のAV・新聞コーナー、延岡市駅前複合施設エンクロスの書籍閲覧、延岡総合文化センター大ホール、内藤記念館・民俗資料展示室などの利用が可能になった。

 20日からはホタルの里休暇村の和室・浴場や西郷隆盛宿陣跡資料館、23日からはヘルストピア延岡のサウナ室(当面、時間など制限あり)、7月1日からは祝子川温泉美人の湯と祝子川キャンプ場、同月上旬には鹿川キャンプ場の開館を予定している。

 公共施設の利用やイベント規模は、屋内施設は定員の50%、屋内体育施設は25%まで、屋外施設は上限を1000人に設定。引き続き、利用時のマスク着用や手指の消毒など感染防止対策の徹底を求める。

 市は「要注意体制」を7月9日まで実施。感染者発生状況を踏まえた上で、10日以降の体制を公表するという。

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