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農業振興のために−引き続き応援消費を

本紙掲載日:2020-06-20
3面
河野知事に要望書を手渡すJA宮崎中央会の福良公一会長(県庁)

JA宮崎中央会など知事に要請

 JA宮崎中央会の福良公一会長は19日、県庁に河野知事を訪ね、県内の主要農業団体を代表して「新型コロナウイル感染症対策に関する要請」を行った。

 福良会長は農畜産物の価格低迷や消費減退が続く中で、農家・組合員は各種制度・事業を活用して産地、営農の維持に努めているが、新型コロナの収束が見通せず、継続的な支援が求められると強調。

 「農業振興と食糧の安定供給という農業の使命を果たし、ひいては本県経済の回復にも貢献していきたい」として、特段の配慮と、政府・与党に対して必要な予算確保や支援策の充実強化などを働き掛けてもらえるよう要望した。

 同行した各団体の代表らも、子牛や木材価格の急激な落ち込みやマンゴー、花き類の販売不振など苦境を次々と説明。一方で、テレワークの普及に伴い地方へ移住する人が増えると期待されることから、「担い手確保の受け皿整備を」との要望もあった。

 商工、観光なども含む県内25団体がスクラムを組んだ地産地消の推進は相当の効果があったといい、「引き続き応援消費をお願いしたい」という福良会長らに対し、河野知事は「今回のコロナで重要性が見直されている食料生産は宮崎の強み。しっかりと要望を受け止め、さらなる対策を講じていきたい」と応じた。

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