延岡出身の芸術家・�眇攻派彳�芸展
本紙掲載日：2020-06-24
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県立図書館で開催中
◆米国で高い評価「業績改めて感じてほしい」
米国を拠点に活躍した延岡市出身の芸術家、故�眇攻派彁瓠複隠坑毅亜腺横娃隠掲�）の陶芸展が、２８日まで宮崎市船塚の県立図書館１階ロビーと郷土資料室で開かれている。国内での展示会はほぼ初。米国で高く評価されながらも日本国内ではあまり知られていない。同図書館は「作品を通して芸術作品としての素晴らしさや、�眇校瓩龍叛咾魏�めて感じてもらえれば」と来場を呼び掛けている。
�眇校瓩蝋栄拆�、宮崎西中、宮崎大宮高、武蔵野美術大短期大学部工芸デザイン科を卒業。福岡県小石原村で修業中に、当地を訪れた著名な陶芸家ケン・ファーガソンの誘いで渡米し、ミズーリ州カンザスシティ大学を卒業、ニューヨーク州アルフレッド大学修士課程修了。ワシントン大学教授、名誉教授を歴任した。
ヨーロッパやアジアでも精力的に作品を発表し受賞歴も多数。画家としても活躍した。作品はニューヨークやロサンゼルスなど米国内の美術館をはじめ、台北市立美術館、ロンドンのビクトリア＆アルバート博物館、カナダのウィニペグ美術館など多くの国や地域で収蔵されている。
中原中也賞を受賞した日向市東郷町出身の詩人で旧延岡市教育長や旧東郷町長なども歴任した故�眇絞孤彁瓠複隠坑隠亜腺坑固�）は伯父。文夫氏の弟で実父の故通夫氏（１９１６〜２００４年）は延岡市の医師で歌人としても知られている。暁夫氏は２０１７年１月に死去、自宅があるシアトルに眠る。
県立美術館では、兄の�眇溝麌廚気鵝複沓院法甕箍�市三ツ瀬町＝が所有する制作初期の器を中心に２１点を展示。動物や人物をモチーフとし、伝統に縛られない自由な発想の作品からは素朴さと力強さが感じられ、どれも魅力的。全盛期とされる晩年作２点も出展している。
郷土資料室内では、このほど県立図書館に寄贈された作品図録も展示され、閲覧可能。拓夫さんは「いつかふるさとで遺作展を開きたいと思っていました。次は延岡でもやりたいと考えています。多くの方に作品を見ていただければ」と話している。観覧無料。開館時間は午前９時〜午後７時。