献血への協力、水彩画で表現
本紙掲載日：2020-06-25
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町にメッセージパネル−門川中美術同好会
◆一人でも多くの命を
門川町門川中学校（�雕集�弘校長）の美術同好会（山舗岳顧問、鈴木実部長、２８人）は１９日、町役場に安田修町長を訪ね、献血への協力を呼び掛けるメッセージパネルを贈った。パネルは７月末まで、町役場玄関に展示されている。
贈られたパネルは縦１１０センチ、横８０センチの水彩画。３年生７人が「献血によって輸血用の血液が満たされ、必要な人に行き届くように」との願いを込めた制作した。中央と四隅に輸血を待っている人と、輸血によって救われた人を描き、「あなたのやさしさはあたたかいおくりもの」の文字を配することで献血への理解と協力を呼び掛ける作品に仕上げた。
町長室であった贈呈式には、安田町長、新原とも子教育長、�雕醜残后∋格涕槎筺∪�作した３年生７人が出席。生徒の代表が安田町長にパネルを手渡した。
鈴木部長は「細かい部分の色塗りが大変だった。献血の量が足りず、困っている人がたくさんいると聞き、一人でも多くの人の命が助かってほしいと思った。頂いた資料で勉強し、父からも献血についての話を聞いた」と作品に込めた思いなどを話した。
安田町長は「一人でも献血する人が増えるよう、役場に飾りたい」と礼を述べ、「こういう時代だからこそ、みんなで助け合い、励まし合い、支え合ってすばらしい門川中をつくっていってください」と呼び掛けた。
パネルの制作は７月１〜３１日の「愛の血液助け合い運動月間」に合わせ、将来の献血を支える中学生を対象に県赤十字血液センター（北折健次郎所長）が企画。青少年赤十字に加盟する中学校５４校に呼び掛け、同校を含む３校から参加の申し込みがあったという。
同センターによると、全国的に１０〜３０代の献血者が減少傾向にあることから、「こうした機会を通して献血への理解と関心を高めてもらうよう働き掛けていきたい」としている。