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コロナ禍を乗り切る緊急インタビュー・吉田優也旭化成柔道部監督

本紙掲載日:2020-07-04
1面

3カ月の自粛、ようやく練習再開

◆五輪代表ら6選手−前後2週間、行動制限し合流

――コロナ禍が柔道界に与えた影響について。

一番大きかったのは東京五輪が延期されたことで、柔道界のみならずスポーツ界全体に大きな影響を与えました。選手はもちろん関係者や応援してくれる方々にとっても残念なことだったと思います。五輪以外にも少年柔道や中学総体、インターハイも中止を余儀なくされました。未来ある子どもたちにとって、目標の舞台がなくなってしまったことは本当に残念でした。

――柔道は「3密」が避けられません。もし感染し、発症すれば選手生命をも左右しかねません。感染対策についてはかなり配慮をしたと思いますが、これまでについて聞かせてください。

柔道は接触の激しい競技ですから、感染の可能性を考えると、より一層慎重にならなければなりません。加えて旭化成柔道部は「実業団柔道をリードする立場」という自覚を持ち、率先して自粛する必要がありますので、3月末から延岡の選手も、他の地区にいる選手たちも練習を禁止していました。人通りの少ない早朝のランニングや、ソーシャルディスタンスを守った上でのトレーニングのみ許可しましたが、3カ月以上も柔道着に袖を通さないなんて、選手たちは今まで考えたこともなかったはずです。

――選手たちのモチベーションを維持するために、どんなアドバイスしましたか。

日本一、世界一を目指すアスリートにとって1年という期間は大切です。それぞれが選手生命を懸けています。予定していた大会の中止や延期に、目標を見失う選手もいました。
私が伝えたのは、「このコロナ禍は自分たちの力ではどうしようもない。事態を受け入れて、次に与えられた試合に向けてやっていくしかない」ということです。その中でこの期間をいかに過ごして、次に生かすために課題を見つけるよう促しました。柔道は出来ない3カ月でしたが、選手たちはトレーニングに打ち込み、栄養学を学んだり、メンタルトレーニングに力を入れたりして取り組みました。柔道以外でプラスになることを考えて、学んだこと、取り入れたことは次の大会に臨んだ時に、結果となって表れると信じています。

――練習再開のための対策について聞かせてください。

スポーツは健康と安全が大前提です。アスリートは重症化するリスクが比較的低いとされていますが、周囲の人や身近な人に感染させる可能性を考えると、練習再開には十分な準備が不可欠でした。
1日から練習を再開しましたが、全柔連のガイダンスに従っています。選手たちは朝起きて体温を計るなど体調をチェックする、道場に来る前にはスタッフにメールで体調を報告する、道場に来てからはアルコールで消毒し、練習の前にシャワーを浴び、練習の後もシャワーを浴びて道場を出ます。乱取りなども道場を大きく使いながら、距離を保てるように工夫しています。

――五輪代表の大野将平選手(73キロ級)と永瀬貴規選手(81キロ級)らが延岡の道場で練習する予定はありますか。

大野と永瀬以外にも主将の王子谷剛志、羽賀龍之介、小林悠輔、大島優磨の6人が延岡以外の場所で練習をしています。彼らは大学の施設やジムに立ち入ることができず、私たちよりも厳しい制約下にありました。このため、柔道着を着る以前のトレーニングから始めなければなりません。
延岡在住の選手たちで練習を再開しましたが、来週から段階的にこの6人が加わる予定です。移動が必要な選手については、本人はもちろん、市民の皆さんの健康を守る上で、業務で延岡入りする弊社内外の皆さんと同様、前後2週間の行動を制限するなどの社内基準に従った対策を取る予定です。

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