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スマート農業に挑戦

本紙掲載日:2020-07-18
1面
タブレット端末を手にロボットトラクターを操作する牧野さん
牧野恭広さん

延岡市鹿小路牧野恭広さん

◆農地40ヘクタール−ICT技術を駆使

 米、麦、牧草合わせて約40ヘクタールの広大な農地を相手に1人で農業に打ち込む。延岡市鹿小路の牧野恭広さん(56)は今年3月から無人で操作できる大型の農業機械を導入し、ICT(情報通信技術)を駆使したスマート農業に挑戦している。

 同市差木野町の麦畑で、タブレット端末を手に大型トラクターの作業状況を確認する牧野さん。無人で動くトラクターの傍らで、自身は隣の畑で肥料の散布や除草などの作業をする。「時間が有効に使えて、作業が効率的になった」と話す。

 農業歴38年。専業農家となって5年、経営面積はJA延岡管内で1、2を競う広さを誇る。昨年11月、東臼杵北部農業改良普及センターが主催したICT農業の実演会に参加し、先進的な試みへの手応えをつかんだ。

 それを弾みに大規模な設備投資に踏み切り、完全自動運転が可能なロボットトラクター1台、トラクター用の自動操舵(そうだ)のシステム2台、農薬散布用のドローンなど新たに導入。自動運転や自動操舵の機械には、あらゆる角度にセンサーが設置され、GPS(全地球測位システム)と連動することで耕起、整地、肥料散布などの作業を行うことができる。

 耕作面積が広い分、人を雇うことも考えたが、長期的な視点から機械を導入した方が良いと判断したという。「先を見越したら、人手が不足するのは明らか。機械による省力化の方が将来性があると考えた」

 例年、春先から麦の刈り入れの後に水稲用の粗起こし、代かき、田植えといった作業を行っているが、今年は、昨年より3日も早く終了したという。

 JA延岡加工原料部会「きらり」の会長として地産地消と農商工連携にも積極的に取り組む。約2ヘクタールの麦畑は毎年、JA延岡が主催する「麦ふみ大会」で開放し、大勢の家族連れが麦踏みを体験することでも知られる。

 スマート農業により時短や軽労化、適期の手入れが可能になった。今後はさらに効率的な運用を追究し、将来的には担い手不足、後継者不足によって発生した耕作放棄地を集約してスマート農業で大規模化することも視野に入れる。

 「麦作りや稲作は『土地利用型の農業』と言いますが、機械が必要ですし、設備投資の金額も大きい。作業もきついので後継者が少ない。しかし、農地を集約し、大規模化を図ることで発展する可能性は十分ある。これから農業を志す若い人たちに一つの形を示すことができれば」と表情を輝かせた。

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